残置物の処分は大きく分けると2つの方法があることを知っていますか?
それから、残置物を処分する時というのは、
- 不動産売却する時
- 不動産買取する時
- 建物を解体する時
- リフォームする時
- 所持している賃貸物件に前の居住者が私物を置いていった場合
- 賃貸に住んでいる家族が退去する時
- 残置物付きの物件に住んでいて、残置物が壊れた時
の7つのパターンが多いです。
今回は8000件以上の残置物を処分してきたドクターエコの経験から、それぞれのケースに合わせて片付ける方法も紹介したいと思います。
残置物の処分が必要になる7つのパターン
不動産売却する時
ドクターエコで引き受ける残置物処分で一番多いのが、不動産売却に伴うものです。
不動産売却のパターンは売買契約に沿って片付ける必要があり、引き渡し直前に残置物を片付けることになるケースが一般的です。
ですので、「1週間で片付けないといけない。」という緊急事態になることもよくあります。
さらにドクターエコが引き受ける物件は、先日まで住んでいた状態からの片付けとなり費用も20万〜100万円となる場合があります。
不動産売却をするにあたっても、この残置物次第でどれくらいの金額が手元に残るのか、特に不動産ビジネスをしているのであれば、利益を出すためにも知っていないといけない情報です。
そのため、不動産売却の時は、ドクターエコのような残置物撤去会社に売却しようと思った時点で見積り依頼をするのがベストです。
見積りをとることで、いくらかかるのかをしっかり把握して、不動産売却してどれくらいの利益になるのか確認することができます。
見積りをとって金額に納得していれば、いざ片付けることになったときにも1週間で対応しきることができます。
不動産売却における残置物処分は以下の記事で紹介しているので、同じような物件を探してみてください。
参考事例:
不動産買取する時
残置物込みで不動産を買い取った場合、残置物の処理する必要がでてきます。
不動産買取時も不動産売却時と同様に、買い取る前に残置物の処分費用の見積りを取っておくことが重要です。
20〜100万円近くかかることもあり、残置物のことを忘れていると「思っていた以上に高く付いた…」ということになってしまいます。
最悪の場合、赤字になってしまうこともあるので、適正な買取金額を知るためにも無料見積りを行っている会社を探して、まずは見積りをとってもらいましょう。
参考事例:
建物を解体する時
建物を解体する前に、あらかじめ残置物を処分しておくことも重要です。
なぜなら残置物を処分せずに解体作業に入ってしまうと処分費用が2〜4倍に膨れ上がってしまう可能性があるからなんです。
詳しくは以下の記事で紹介しています↓
「どうせ重機で解体するんだから、そのままでいい。」なんて思わずに、建物の中を空っぽにしてから解体することを強くおすすめします。
解体業者とのスケジュールの兼ね合いもあるため、残置物を処分するスケジュールをおさえておくことも重要です。
参考事例:
リフォームする時
リフォームする時の残置物撤去は、リフォーム施工会社のスケジュールに間に合うように片付けることが重要です。
リフォームには時間がかかり、その間は家賃収入もストップしてしまいます。
リフォームを前提としている場合も、急ぎで残置物を片付ける必要がでてきます。
リフォームを検討した際に残置物処分の見積りをとっておけば、残置物を処理したい時に処分してもらえるので、事前に見積りを取っておくことをおすすめします。
参考事例:
賃貸から退去・引っ越しする時
最近よくあるのは「家族が介護施設に入ることになり…」となり退去・引っ越しする時です。
他にも
「引っ越しする時にでる残置物(不用品)を片付けて欲しい。」
「事務所(または店舗)を明け渡すことになったので、片付けて欲しい。」
「時間がないので引っ越しできるように片付けと引っ越しを両方手伝って欲しい。」
という相談をよくいただきます。
こうした退去・引っ越しの時に重要になるのが「原状回復義務」に沿って片付けることです。
賃貸によって設備として残しておかないといけないモノ(カーテンレールや照明など)は物件や契約によって違うので、オーナーや管理会社に確認をしながら片付ける事が重要です。
また、退去するときは引っ越しの準備などにも追われてなかなか、全てのことを1人でやるのは大変です。
それでも業者にお願いするのは「お金もかかるし気が引けて依頼しづらい。」というのであれば、退去から引っ越しまで全てパッケージして安くできるプランもあるので、全て一括してできるドクターエコのような業者を探してみるのも手です。
参考事例:
残置物付きの物件に住んでいて、残置物が壊れた時
「残置物が壊れた。」なんていうことに気がつく人はまずいないと思いますが、賃貸物件の中には残置物(エアコンやテーブル、電子レンジなど)付きの物件もあり、残置物が壊れてしまう(もしくは最初から壊れている)時があります。
この残置物付きの物件のややこしいところは、設備ではないので大家さんに修理修繕義務がないことがあります。
さらに捨てるとなると自分で費用を払わないといけなかったり、大家さんが費用は出してくれたりと、賃貸契約によって異なります。
賃貸物件の残置物が壊れた時は、以下の記事に従うとスムーズに解決するでしょう↓
所持している賃貸物件に前の居住者が私物を置いていった場合
色々なパターンがありますが、わかりやすいのは住居者が孤独死してしまうパターンや夜逃げされてしまって、賃貸物件にあるものを片付けないと次の人に貸せない、ということがあります。
何れにせよ、放置しても解決しないので、契約や行政で必要な手続きをとって片付ける必要があります。
参考事例:
その残置物、処分できないかも?
なんと「残置物を処分しないといけないのに、法律的な理由で残置物を処分することができない。」ということがあります。
よくある2つのケースを紹介しておきます。
残置物は所有権を持っていないと処分できません。
一言で言えば自分以外に所有権がある場合です。
また子供や親など家族であっても勝手に捨ててしまうと裁判になるケースもあるので注意が必要です。
他にも賃貸経営をしていて、入居者が死亡してしまったり夜逃げをしてしまった場合、相続人や連帯保証人に残置物の所有権が移るため勝手に捨てることができません。
ただし、これは契約内容により処分することが許されている場合もあります。
詳しくは契約書を確認して処分できるように手続きをすることが重要です。
この記事でさらに詳しく書いています。
残置物つきの賃貸物件も勝手に処分してはいけません。
よくあるのはアパートにある残置物(カーテン、カーテンレール、照明、エアコン)などを新しいものに買い替えてしまい、交換した時に古いものは捨ててしまった、という例です。
明らかに壊れていて使えなくても買い替えたり、捨てたりする前にオーナーや不動産会社に確認をする必要があります。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
こんな残置物であれば処分して大丈夫
逆に処分しても問題にならない残置物は次の2つです。
残置物の所有者であればいつでも処分できます。
自分のモノであれば自由に処分できるので、自分で処分するなり、業者に依頼して処分してもらうなりの方法で片付けることができます。
多いのは所有している不動産を売却する場合、または残置物込みで買った物件の残置物を片付ける場合です。
よくある間違えは、実家を片付ける際に「自分のモノ」と思っていても、実際は家族のモノであるケースもあるので、トラブルになる前に確認しておくことをオススメします。
許可を得れば処分できます。
処分する許可をもらっていれば、自由に処分することができます。
ただし、許可を得ているとは言っても、残置物の中には忘れられていたタンス預金や有価証券、高価な貴金属があったりもするので1つ1つ確認することをおすすめします。
どっちがお得?残置物を処分する2つの方法
残置物を処分する方法は、大きく分けて2つです。
全部を自分で処分する方法
自治体のサービスを使うことで、すべての残置物を処分することができます。
各自治体のゴミ捨てのルールに従って、残置物を仕分けし、指定の場所に指定の日時に出すことで処分することができます。
また自治体によっては持ち込みを許可している場合もあるので、軽トラックをレンタルして処分場まで持っていくと安く処分できたりもします。
ただし、全部を自分で処分しようとしても少なくとも5万円はかかることを想定しておくといいと思います。
詳しくは以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
信頼できる業者に依頼する方法
信頼できる業者に依頼しましょう。
業者を選ぶ時の注意点は以下の記事で7つのポイントにしぼって紹介しているので、選ぶ前に読んでおくと失敗しにくくなると思います。
業者に残置物の処分を依頼する時の費用相場
一言で言えば、業者に依頼すると残置物1㎥あたり、1万円が処分費用の相場です。
買い取れそうなものがあれば、この金額よりも安くなりますし、ゴミ屋敷化しているとゴミの分別に時間がかかるので高くなります。
基本的に1㎥1万円くらい(状態によって3000円程度前後する)と考えていれば、相場から大きく外すという心配もないでしょう。
もっと正確に知りたい方は、以下の記事を読んで5つの指標から導き出すこともできます。
残置物を処分する前にしっておくべき注意点3つ
「残置物を処分したら大問題になった。」となると、片付けたと思ったのに問題を作ってしまうのでやっかいです。
最低でも次の3つには注意が必要です。
捨てる権利を持っている。
残置物を捨てる際はなんといっても、捨てる権利を持っていることです。
家族のモノであったり、賃貸の壊れた家電・家具であっても捨てられない可能性があります。
捨てられるかどうか確認することが重要です。
貴重品探索を怠らない。
ゴミ屋敷であっても貴重品が隠れている可能性があります。
ドクターエコの場合は金塊1kg(800万円相当)を発見したケースは稀ですが、現金数万円、証券が出てくるケースはよくあります。
特に実家の売却を考えている場合は、売却するために必要かつ、再発行できない書類なども隠れていたりもします。
貴重品探索は絶対に行いましょう。
ちなみにドクターエコに依頼していただくと、貴重品探索は基本料金に含まれているので、安心してください。
業者に依頼する場合は相見積りを
金額はもちろんのこと、どこからどこまでの作業をしてもらえるのか?をしっかり確認しましょう。
安いけれども追加料金が掛かって高くなったり、キレイに片付けてもらえるけど過剰なサービスで相場の2倍の金額を提示する業者もあります。
サービス内容と金額をしっかり把握して、納得のいく形で片付けてくれる業者を探すことが重要です。
さらに優良業者を選ぶ時のポイントを以下の記事で紹介しているので、読んでいただけると失敗しずらいでしょう↓
【まとめ】事前確認、事前見積りを一番最初にしましょう。
残置物を処分をするときは、契約や他の業者との兼ね合いがあるため緊急事態になることが多いです。
ですので、緊急事態にならないように最低でも3ヶ月前から片付け出す必要があります。
業者に依頼するのであれば、記事で説明したように売却、買取、取り壊し、リフォーム、退去、引っ越すことがわかった時点で事前見積りを取っておくと緊急事態にならなくてすみます。
緊急事態になってしまった場合は、ドクターエコであれば追加料金なしで即日対応もできますので、相談してみてください。
もちろん見積りだけ先に取っておきたいという方も大歓迎です。