【1分で要点まとめ】 戸建てをまるごと片付ける費用は「1m³＝1万円前後」が基本。 2LDKは15〜30万円、4LDKは30〜60万円が目安。物量・家の状態・庭の残置物で前後します。
「家をまるごと片付けたら、いくらかかるんだろう？」
戸建て一軒家の残置物撤去は、数万円で済む家もあれば、50万円以上になる家もあります。差がつく一番の理由は、物量（m³）と家の状態です。
結論から言うと、戸建て一軒家の残置物撤去費用は「1m³あたり1万円前後」がひとつの目安です。この記事では、実際に片付け業者が担当した戸建て12軒の見積もり金額をもとに、リアルな相場感と費用が高くなりやすい条件を解説します。
そもそもの「残置物とは？」という定義から知りたい方は、先に
残置物とは何かを解説したページを読んでおくと、この記事の内容がより分かりやすくなります。
戸建て一軒家の残置物撤去費用の相場は？【まずは結論】
おおよその相場感｜1m³あたり1万〜1.5万円
戸建て一軒家の残置物撤去費用は、以下のように考えるとイメージしやすくなります。
- 1m³あたり：10,000〜15,000円（家具中心の家）
- 1m³あたり：8,000〜12,000円（軽い物・箱が多い家）
- 1m³あたり：15,000円以上（ゴミ屋敷・仕分けが重い家）
「家をまるごと片付ける」ときは、単に間取りだけではなく、どのくらいの物量があるか（m³）が重要になります。
間取り別のざっくり相場
実際の現場データをもとに、戸建ての残置物撤去費用を間取り別に整理すると、次のようなイメージになります。
| 間取り | 物量の目安 | 相場（目安） | こんな家のイメージ |
|---|---|---|---|
| 2LDK | 15〜25m³ | 150,000〜300,000円 | 高齢夫婦・2人暮らしの戸建て |
| 3LDK | 20〜35m³ | 200,000〜400,000円 | 子ども1〜2人の一般的な一軒家 |
| 4LDK | 30〜50m³ | 300,000〜600,000円 | 収納や納戸が多い広めの一軒家 |
| 5LDK以上 | 50〜80m³ | 500,000円〜 | 二世帯住宅・物置や離れのある家 |
この表はあくまで「フルに中身が入った戸建て」を想定しています。すでにある程度片付いている家は、ここから2〜3割下がるイメージです。
費用が決まる4つのポイント
戸建ての残置物撤去では、次の4つで費用がほぼ決まります。
- 物量（m³）：何トラック分になるか
- 家のタイプ：2LDK〜6LDK、二世帯かどうか
- 作業難易度：階段・駐車条件・仕分けの大変さ
- 特殊品の有無：金庫・庭石・物置・畳など
これらの条件は、のちほど紹介する「12軒の実例」の中で、実際の金額と合わせて確認していきます。
広告の「◯円〜」だけを信じると危険な理由
ネットの広告では「軽トラ積み放題◯円〜」「1m³ 3,000円〜」のような表現も見かけますが、戸建てをまるごと片付ける際に、この金額だけで判断するのは危険です。
なぜ安く見せる広告が多いのか
- 最低料金だけを大きく表示している
- 「トラック1台◯円」が軽トラ限定になっている
- 階段・仕分け・特殊品などがすべて別料金になっている
こうした料金体系は、一見安く見えますが、戸建てまるごと片付けるときには、最終的に相場と同じか、それ以上になることも少なくありません。
中間処理や処分費の構造について詳しく知りたい場合は、
残置物撤去費用の負担者や法的な考え方を解説した記事も参考になります。
追加料金がふくらむ典型パターン
広告では安く見えても、現場で次のような項目が上乗せされることがあります。
- 階段2階以上・エレベーターなし
- トラックを家の前に停められない
- 仕分けが必要（書類・写真・貴重品など）
- 金庫・畳・庭石・物置などの特殊品
「なぜこの料金になるのか」をしっかり説明してくれる業者かどうかは、
優良な残置物撤去業者を選ぶ7つのポイントをチェックして見極めるのがおすすめです。
費用はいくら？一軒家の残置物撤去した12軒から比較
残置物の撤去・処分費用は、基本的に1㎥あたりの体積で計算します。 生活スタイルや店舗の使い方によって残置物の量は大きく変わるため、物件の広さだけでは金額を決められません。
極端な例では、ゴミ屋敷化した家と、運び出すだけの家とでは、費用が4倍以上違うこともあります。
そこで、より正確なイメージを持っていただくために、ドクターエコが実際に担当した一軒家の残置物撤去の事例をいくつかご紹介します。
東京都杉並区で2LDKの一軒家を解体するために生前整理した費用
| ご依頼者様 | 東京都杉並区荻窪 O様 |
| ご依頼エリア | 東京都杉並区荻窪 |
| 作業内容 |
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| 建物 | 一軒家の２LDK |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）２台 |
| 作業時間 | ２時間 |
| 合計作業人数 | ４名 |
| 見積もり金額 | 172,000円（税込） |
| 最終的な費用 | 172,000円（税込） |
この物件は、生前整理に伴い、ご実家を解体することになり残置物を片付けることになった例です。
写真で見る通り、とてもキレイな物件で、取り壊すのがもったいないと思えるほどでした。 それから生前整理ということや、長年住んだ家ということもあり、取り壊す前提でも養生を貼りお客様のお気持ちに沿って片付けさせていただきました。
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
東京都世田谷で3LDKの一軒家を売却するために残置物撤去（不用品回収）した費用
| ご依頼者様 | 東京都世田谷区 S様 |
| ご依頼エリア | 東京都世田谷区 |
| 作業内容 |
|
| 建物 | 一軒家の３LDK |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）２台 |
| 作業時間 | ３時間 |
| 合計作業人数 | ４名 |
| 見積もり金額 | 269,500円（税込） |
| 最終的な費用 | 269,500円（税込） |
こちらは世田谷にある実家を売却することになったお客様の例です。 売却をする場合は買い主との契約もあるため「一週間以内に片付けなくてはならない」と緊急事態になる場合もあります。
ですので、写真のように生活していた状態からでも片付けることになるのは一般的です。 仮に片付ける猶予期間がある場合でも、仕事の合間に実家の片付けは大変です。 思い入れのあるモノも１つ１つ処分することになるので、中々はかどらず、結局業者に依頼するという方も多くいらっしゃいます。
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
千葉県松戸市で3LDKの一軒家にある残置物を片付けた費用
| ご依頼者様 | 不動産会社様からの紹介 |
| ご依頼エリア | 千葉県松戸市八ヶ崎 |
| 作業内容 |
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| 建物 | 一軒家の３LDK |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）２台 軽トラック１台 |
| 作業時間 | ４.5時間 |
| 合計作業人数 | ４名 |
| 見積もり金額 | 297,000円（税込） |
| 最終的な費用 | 297,000円（税込） |
この千葉県松戸市の物件は引っ越しをともなう残置物を処分するケースでした。 新居への配送サービスも利用しているので全てを処分したわけではないですが、写真のような３LDKの物件を30万円以下で片付けることができました。
残置物を新居に持って行く（配送サービスを利用する）ことで格安に片付けることが出来たり、新居での生活をスムーズに行うことが出来ます。 なにより新居に「開かずのダンボールの山」が無くなるのでとても快適な新生活をスタートすることが出来ます。
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
埼玉県越谷市にある2DK一軒家を解体前に残置物(ゴミ屋敷状態)を片付けたときの費用
| ご依頼者様 | 埼玉県越谷市 K様 |
| ご依頼エリア | 埼玉県越谷市 |
| 作業内容 |
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| 建物 | 一軒家2DK |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）２台 |
| 作業時間 | 2.5時間 |
| 合計作業人数 | ４名 |
| 見積もり金額 | 340,000円（税込） |
| 最終的な費用 | 340,000円（税込） |
この物件は売却するための残置物撤去でしたが、建物の中がゴミ屋敷化してしまっていました。 それから解体を伴う残置物の処分でもありました。 「ゴミ屋敷を解体したい。」と考えていれば参考になる物件です。 写真通りのゴミ屋敷ですが、２トントラック２台分に収まる量でした。
ただし、ゴミ屋敷は仕分け作業に多くの時間がかかるので、それでも４名のスタッフが入り２時間半かけて片付けることが出来ました。 買い手がいない物件は解体して更地にすることで売れたり、国に返還出来る「相続土地国庫帰属制度」が2023年４月27日から始まりました。 今後こうした解体に伴う残置物処分を依頼したい方は増えるのではないかと思います。
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
東京都大田区西蒲田で4LDK一軒家の残置物を片付けた費用
| ご依頼者様 | 東京都大田区西蒲田 Y様 |
| ご依頼エリア | 東京都大田区西蒲田 |
| 作業内容 |
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| 建物 | 一軒家の４LDK |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）３台 |
| 作業時間 | ５時間 |
| 合計作業人数 | ６名 |
| 見積もり金額 | 350,000円（税込） |
| 最終的な費用 | 350,000円（税込） |
この物件は親子三世代に渡って住まれた一軒家で、三世代ともなると長く住んでいるだけあり、「捨てて良いモノなのか分からない残置物」というのが大量に発生します。
中には祖父母の日記や家系図、それからタンス預金のような物が隠れた所から出てきたり、なんとなく重要そうなものが押入れの奥にしまってあったりもします。 この物件は不動産売却にともなう残置物だったので、売買契約に基づいて処分しています。
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
千葉県佐倉市の6LDKKの一軒家、二世帯住宅を売却するために残置物撤去した費用
| ご依頼者様 | 千葉県佐倉市 I様 |
| ご依頼エリア | 千葉県佐倉市 |
| 作業内容 |
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| 建物 | 一軒家の６LDKK |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）３台 |
| 作業時間 | ５時間 |
| 作業人数 | ５名 |
| 見積もり金額 | 330,000円（税込）～ |
| 最終的な費用 | 330,000円（税込）～ |
この物件は２世帯住宅の６LDKKという大変大きな物件でした。 今回のお客様のご要望は「新居に持って行きたいモノもあるのだけど、とにかく量が多いので随時確認しながら捨てるものを決めたい」というものでした。
ドクターエコでは今回のようにお客様の要望に合わせて、残すモノ・処分するモノを随時確認しながら作業をすることも出来ます。
残置物を処分する時には、立ち合い不可の業者もあるので、立ち合って指示も出したい場合は失敗しないためにもお問い合せ時や見積もりの時に必ず相談して確認しましょう。
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
東京都武蔵村山市本町にある5LDKの一軒家で残置物（ゴミ屋敷）を片付けた費用
↑作業前と片付けた後の写真を交互に並べて比較出来るようにしています。
| ご依頼者様 | 東京都武蔵村山市 H様 |
| ご依頼エリア | 東京都武蔵村山市 |
| 作業内容 |
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| 建物 | 一軒家２階建て５LDK |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）３台 |
| 作業時間 | ４時間半 |
| 合計作業人数 | ５名 |
| 見積もり金額 | 400,000円（税込） |
| 最終的な費用 | 400,000円（税込） |
この物件は２階建て5LDKのとても大きな戸建の物件であり、ゴミ屋敷化していました。
写真を見るとかなり散らかっているように見えますが、ゴミ屋敷としては軽度なもので、２トントラック３台に収まることもあり、この金額で収まっています。
ゴミ屋敷化してしまった物件は放置しておくとデメリットしかなくなるので、出来るだけ早く片付けることをおすすめします。 ゴミ屋敷の危険性はコチラで確認出来ます↓
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
千葉県柏市西原の4LDK一軒家を売却するために残置物を撤去した費用
| ご依頼者様 | 千葉県柏市西原 O様 |
| ご依頼エリア | 千葉県柏市西原 |
| 作業内容 |
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| 建物 | 一軒家の４LDK |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）３台 |
| 作業時間 | ４時間 |
| 合計作業人数 | ５名 |
| 見積もり金額 | 381,150円（税込） |
| 最終的な費用 | 386,600円（税込） |
この物件は学校に通う子供をお持ちの方がベッドや勉強机も残置物として処分したケースです。
こども部屋がある一軒家を処分する場合は参考になるかもしれません。 写真のようにある程度片付けられている状態でしたが、物置や庭周りの残置物も含めると２トントラック３台分の残置物となり、このような金額となりました。
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
埼玉県川口市で5LDK一軒家の残置物を片付けた費用
| ご依頼者様 | 埼玉県 不動産会社様 |
| ご依頼エリア | 埼玉県川口市在家町 |
| 作業内容 |
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| 建物 | 一軒家の２階建て５LDK |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）４台 |
| 作業時間 | ５時間 |
| 合計作業人数 | ７名 |
| 見積もり金額 | 463,100円（税込） |
| 最終的な費用 | 463,100円（税込） |
特に戸建庭付きの物件を売る場合はこのケースが参考になるでしょう。 写真のように庭や外にある大量の植木鉢や後付したフェンスがある場合も契約通りに片付けることが重要です。
慣れていない業者であれば見落としがあり、不動産を指値で売ることになるリスクもあるので気をつけましょう。 また、今回の物件はある程度は片付いてはいたのですが、大量の残置物があったため２トントラック４台でこの金額となっています。
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
埼玉県川口市安行原の3LLDK一軒家を売却するために残置物撤去した費用
| ご依頼者様 | 埼玉県川口市 匿名様 |
| ご依頼エリア | 埼玉県川口市 |
| 作業内容 |
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| 建物 | 一軒家の３LLDK+サンルーム+物置付きの２階建て |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）４台 |
| 作業時間 | ４時間半 |
| 作業人数 | ７名 |
| 見積もり金額 | 512,000円（税込） |
| 最終的な費用 | 512,000円（税込） |
この物件は不動産の売却と引っ越しにともなう残置物処分をした現場です。 特記するべきは、家具が多かったのですべて解体することをご提案。
トラック１台分減らすことができ、その分の費用を抑えることが出来るからです。（ドクターエコでは無料で解体を承っています。） 長年利用していた家具をその場で解体するのは、持ち主からすると心が痛む場面でもあります。
できれば再利用してもらえる人に譲りたいなどのお気持ちもあると思いますが、需要がない不用品を買取することは難しく、解体して処分するのが現実的な方法です。
３LLDKに加えて物置とサンルーム、外回りにある残置物もキレイに片付けてこの金額となりました。
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
埼玉県川口市の3DKの一軒家で残置物を処分した費用
| ご依頼者様 | 不動産会社様からの紹介 |
| ご依頼エリア | 埼⽟県川⼝市安⾏領根岸 |
| 作業内容 |
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| 建物 | 一軒家の３DK |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）４台 |
| 作業時間 | ２日間 |
| 合計作業人数 | 16名 |
| 見積もり金額 | 528,000円（税込） |
| 最終的な費用 | 528,000円（税込） |
この物件は不動産売却を前提、さらに遺品整理にともなう残置物を処分したケースです。 こうしたケースは仏壇の供養や神棚のお祓いをして処分するケースがほとんどです。
ドクターエコでは供養代行も行っており、お寺や神社で共同供養・共同お祓い（１万円）、個別での供養、お祓い（３万円）で承ることも出来ます。
また今回の物件は三世代にわたり長く住まわれた物件でしたので、大量の私物が混合して収納されているのが特徴的でした。
ですので２日間で１6名のスタッフが動員されており、この金額となっています。
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
神奈川県横浜市西区の3DK一軒家を売却するために残置物（ゴミ屋敷状態）を片付けた費用
| ご依頼者様 | 不動産会社様 |
| ご依頼エリア | 神奈川県横浜市西区 |
| 作業内容 |
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| 建物 | ３DK |
| 作業量 | ２tトラック（アルミバンロング）８台 |
| 作業時間 | ２日間 |
| 作業人数 | 12名 |
| 見積もり金額 | 770,000円（税込） |
| 最終的な費用 | 770,000円（税込） |
この物件は３DKというサイズですが、今まで紹介してきた大きな物件と比べても料金が高くなっています。
料金が高くなっている理由は床が抜けるほどゴミ屋敷が悪化していたことにあります。
ゴミ屋敷が慢性化している場合、ゴミが積まれた結果、ゴミが圧縮されて敷き詰められている場合が多いです。 そうすると実際にゴミを仕分けする作業は見た目以上の量になり、作業時間がかかるため料金も高くなってしまいます。
多くのお客様が「物件のサイズで大体の料金が分かるのではないか？」と思ってご相談してくださるのですが、このように物件の中に入っている量と状態で実際の料金は決まります。
いずれにせよ、ゴミ屋敷は放置しておくと悪化してしまいますし、最悪の場合、火事の原因にもなってしまうので勇気を持ってご相談していただけると嬉しいです。
この物件の詳細はコチラの記事です。↓
家の状態によっては、
戸建てゴミ屋敷の片付け費用ページのような「ゴミ屋敷料金」に近づくケースもあります。
相場より高くなりやすい戸建ての条件
同じ4LDKでも、30万円台で終わる家と、60万円以上かかる家があります。相場より高くなりやすい条件は、次の3つです。
① ゴミ屋敷・物屋敷に近い状態
床が見えないほど物が積み上がっている家や、廊下まで段ボールが並んでいるような家は、物量だけでなく仕分けの手間が大きくなります。
- 袋詰め作業の時間がかかる
- 生ごみ・ペットシーツなどの衛生対応が必要
- 床や壁の養生が必要になることもある
「すでにゴミ屋敷に近いかもしれない」と感じる方は、
戸建てゴミ屋敷片付けの費用事例も見ておくと、上限ラインのイメージがつきやすくなります。
② 庭・物置・外構に残置物が多い
戸建てならではの特徴として、家の外まわりの残置物があります。
- 使わなくなった物置やプレハブ
- コンクリートブロックやレンガ
- 植木鉢・プランター・庭石
これらは重量があるため、処分費が割高になります。実家の庭や外構も含めて片付けたい場合は、
実家の荒れた庭を片付ける費用と業者比較の記事も参考になります。
③ 解体前で「中身ゼロ」が条件になっている
解体業者との契約で「建物の中は空にしておいてください」と言われている場合、残置物があると解体費が追加されることがあります。
- 解体前の家財撤去が必要
- 解体業者側で片付けると割高
- スケジュール調整がシビア
解体と片付けをセットで考えたい場合は、
退去時のゴミ屋敷片付け費用も合わせてチェックしておくと、費用感が比較しやすくなります。
相場より安くできるケース・費用を抑える3つのコツ
① まだ使える家電・家具を買取に回す
製造年式の新しい家電や状態の良い家具が多い家は、買取や再利用で費用を下げられることがあります。ただし、「買取を前提に異常に安い見積もり」を出す業者には注意が必要です。
ちなみに、ドクターエコでは割引という形で高価買取をしています。現金化しないから他社より10%の高値をつけられるケースも多数ありです。
② 事前に分別できる範囲だけでも進めておく
すべてを自分でやる必要はありませんが、書類・写真・貴重品だけは事前にまとめておくと、仕分けの手間が減り、作業時間・人件費の削減につながります。
③ 期限に余裕があるうちに相見積もりを取る
退去や引き渡しの期日が迫ってから業者探しをすると、選択肢が限られ、料金も上がりやすくなります。2〜3社から相見積もりを取るなら、1〜2週間前から動き始めるのが理想です。
自分で片付ける場合の費用感と限界ライン
費用を抑えるために「できるところまでは自分で片付ける」という考え方もあります。ここでは、自分でやる場合のおおよその費用感も整理しておきます。
自治体の粗大ごみ｜最も安いが、戸建て丸ごとは現実的ではない
- 1点あたり数百〜数千円
- 回収日は指定制で、回数も限られる
- 家の外まで自分で運び出す必要がある
処分場への直接持ち込み
- 1m³あたり1,000〜2,000円台の自治体も多い
- 軽トラックやワンボックスカーが必要
- 積み下ろしはすべて自分たちで行う
自分で片付けるのが難しい目安
- 2LDK以上で、大型家具が複数ある
- 高齢やケガなどで重い物が持てない
- 階段が多い・駐車が遠い
- 仕事が忙しく、時間が取れない
- 前の人の物（残置物）が混ざっている
残置物の処分方法全体を整理したいときは、
残置物処分に困ったときの4つの方法を解説した記事も参考になります。
片付け業者に依頼すべき戸建てのケース
次のような条件があてはまる場合は、業者に依頼したほうがトータルで見て得になることが多いです。
退去・売却・解体の期限が決まっている
「◯月◯日までには完全に空にしたい」という期限がある戸建ては、自治体の粗大ごみだけで間に合わせるのは難しくなります。
退去・引っ越し時の残置物撤去費用の事例も参考にしながら、スケジュールから逆算して相談するのがおすすめです。
実家・相続した家で家財が丸ごと残っている
遠方の実家や相続した家は、何度も通って片付けるのが難しく、家族間で判断が分かれることも多い場面です。
「物が捨てられない親を説得したい」「実家が物屋敷化している」という場合は、
物屋敷化した実家を片付ける方法と親の説得方法を解説した記事も参考になります。
庭や物置など、外回りもまとめて片付けたい
庭石・ブロック・古い物置など、外回りの片付けまで一緒に済ませたい場合は、戸建てに慣れた業者に相談した方が安全です。
実家の荒れた庭を片付ける費用比較記事も、外回りの片付けイメージをつかむのに役立ちます。
失敗しない業者選びのチェックリスト
戸建て一軒家の残置物撤去は金額が大きくなりやすいため、業者選びで失敗しないことが重要です。最低限、次のポイントは確認しておきましょう。
- 産業廃棄物収集運搬の許可を持っているか
- 見積もりが「物量（m³）ベース」で出ているか
- 作業人数と作業時間が明記されているか
- 追加料金の条件（階段・特殊品）が説明されているか
- 処分先（中間処理場・処分場）を説明できるか
- 相見積もりを嫌がらないか
悪徳業者の避け方や、優良業者の特徴は
優良残置物撤去業者を選ぶ7つのポイントで詳しく解説しています。
よくある質問（FAQ）
- Q. 戸建て一軒家の残置物撤去費用はどれくらいですか？
- A. 物量や家の状態によりますが、2LDKで15〜25m³なら15万〜30万円、4LDKで30〜50m³なら30万〜60万円程度が一つの目安です。
- Q. 相場より安く済ませる方法はありますか？
- A. 使える家電や家具を買取に回す、書類や貴重品だけでも事前に分別しておく、期限に余裕を持って相見積もりを取るなどで費用を抑えやすくなります。
- Q. ゴミ屋敷状態の戸建てでも対応してもらえますか？
- A. はい、対応可能です。物量や状態によっては通常の残置物撤去より費用が高くなるため、
戸建てゴミ屋敷片付けの費用事例も参考にしつつ見積もりを取るのがおすすめです。 - Q. 残置物撤去費用は誰が払うのが普通ですか？
- A. 原則はその物の所有者が負担しますが、売却・相続・賃貸など状況によって変わります。
残置物撤去費用の負担者と民法改正の解説記事で詳しく説明しています。 - Q. アパートやマンションの残置物撤去の相場も知りたいです。
- A. 戸建てより物量が少ないケースが多く、1K〜3LDKで3万〜25万円程度が目安です。
アパート・マンション残置物撤去の費用ページで詳しく解説しています。 - Q. 退去日が迫っているのですが、間に合いますか？
- A. 物量やスケジュールにもよりますが、写真見積もりで素早く段取りを組める場合も多いです。
退去・引っ越し時の残置物撤去費用も参考に、早めの相談をおすすめします。 - Q. 実家の片付けと残置物撤去は同時にお願いできますか？
- A. はい、可能です。実家の物屋敷化や親の説得を含めて進めたい場合は、
物屋敷化した実家を片付ける方法の記事も合わせてご覧ください。 - Q. 庭や物置の残置物も一緒に片付けてもらえますか？
- A. 庭木や庭石、ブロック、物置の解体撤去まで一括で対応できる場合があります。
実家の庭片付けと業者比較の記事も参考になります。
まとめ｜戸建て一軒家の残置物撤去費用は「1m³あたり1万円前後」で考える
戸建て一軒家の残置物撤去費用は、物量や家の状態によって大きく変わりますが、「1m³あたり1万円前後」を目安にしておくと、大きな失敗は避けやすくなります。
- 2LDK（15〜25m³）：15万〜30万円
- 3LDK（20〜35m³）：20万〜40万円
- 4LDK（30〜50m³）：30万〜60万円
- 5LDK以上（50〜80m³）：50万円〜
そのうえで、ゴミ屋敷・庭や物置の有無・解体前かどうかなどで、最終的な金額が前後します。
より法律的な考え方や費用負担のルールを整理したい方は、
「残置物とは？」を解説した基礎記事と
残置物撤去費用の負担者に関する記事もあわせて確認しておくと、全体像がつかみやすくなります。
まずは写真を送るだけでOK｜戸建て一軒家の無料見積もり
ドクターエコでは、戸建て一軒家の残置物の量をスマホ写真だけで概算することができます。
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- LINEまたはメールで送信
- その日のうちに概算見積もりを回答
「この家はいくらくらいになるのか知りたい」「他社の見積もりが適正か確認したい」という段階でも構いません。実家・相続した家・売却前の戸建て・解体前の家など、状況に合わせて費用のイメージをお伝えします。
