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悪徳違法業者?無料の不用品回収・廃品回収の仕組みとカラクリを回収業者が徹底解説します。

不用品回収
不用品回収

家にある使わないモノを片っ端から片付けたいんだけど、

「無料で不用品回収とか廃品回収とかをしている業者ってなんか怪しいくて、使いづらいよなぁ。トラブルに巻き込まれたくもないし…」

と思っていたら朗報です。

今回は、なんで不用品・廃品回収業者が慈善事業のように無料回収しているのか、そのカラクリや仕組みを知ってもらうために書いています。

結論から言えば、「無料回収」、「なんでも買い取ります!」という業者は、誇大広告である可能性があるので、しっかり理解しておく必要がある、ということです。

 

仕事である以上、赤字になれば回収する意味がない。

当たり前のことですが、無料回収や廃品回収、そして買取業者も慈善事業ではないので利益にならないことはしません。

だから、自治体で粗大ゴミとしてお金を出さないと回収してもらえないように、無料回収している業者も最終的には、中間処理場にお金を払って処分しています。

では、どれくらいのお金がかかっているのでしょうか?

簡単に計算してみましょう。

 

回収するにも処分費用が掛かるので、無料ですべて片付けられるはずはない。

簡単にイメージするだけでも

  • トラックの使用料(燃料込みで1万000円/日)
  • 中間処理場での処理費用(関東地方での1tあたりの平均相場)
    • 可燃ゴミ(3万000円/t)
    • 不燃ゴミ(3万000円/t)
    • 廃プラスチック処分費用(5万6000円/t)
    • 紙クズ処分費用(4万7000円/t)
    • 木クズ処分費用(1万4000円/t)
    • 鉄クズ処分費用(3500円/t)

最低でもこの費用がかかります。

これに加えて、税金や利益、人件費なども考えれば最低でも1日に2万円は稼げなければ赤字でしょう。

しかも「無料回収」だから、どうやって利益を出しているかが見えてきません。

さきほども伝えましたが回収業者はもちろんボランティアではないので、利益が出なければ回収しません。

それでは、どうして「無料回収」で利益を出しているのでしょうか?

 

知っていれば怖くない!「不用品回収業者の利益構造」って?

不用品業者の利益につながる仕事は大きく分けると

  1. 仕分け作業
  2. 解体作業
  3. 撤去(取り外し)作業
  4. 運搬・積み込み作業
  5. 処分代行
  6. 再販売(リサイクル・リユース)

の6つ作業です。

そして、これこそが無料回収をしても利益を出せるカラクリです。

そもそも「無料回収」というのは言葉の綾を使ったトリックで、撤去作業や運搬、積み込み作業、処分代行などは別にかかる場合が普通です。

なので、これらの作業は別料金が掛かることを詳しく知っておくと、「無料回収なのにお金が発生する罠」にハマらなくてすみます。

それぞれ、細かく説明していきます。

 

仕分け作業

わかりやすい例が「ゴミ屋敷を片付けて欲しい。」という依頼です。

ゴミ屋敷になっている物件は必ずと言っていいほど、可燃ゴミ、不燃ゴミ、プラスチックゴミなどが混ざっています。

しかし、そのままだと処分ができないので仕分け作業が必要となります。

他にも「物置を片付けたい。」という場合は、物置の中に入っているモノを可燃ゴミ、不燃ゴミ、プラスチックゴミ、鉄ゴミ、木材などに分ける必要があります。

「無料回収」だとしても、この仕分け作業で料金が発生するため、「無料回収」という言葉を使って営業をしてきます。

 

解体作業

解体作業で利益を出すことで無料回収をしている業者もいます。(ドクターエコでは解体費用は人件費に含まれているので、別途料金が発生することありません。)

わかりやすいのが、そのままの状態だと外に出せない大型の家具そのままだと運べない物置などです。

無料で回収できるけど、解体費で稼げるため「無料回収」という言葉で営業をしてきます。

 

撤去(取り外し)作業

わかりやすいのがエアコンの撤去です。

よくあるエアコンの無料回収をしている業者は、この撤去費用で利益を出していることが多いです。

エアコンの撤去にはポンプダウンという作業を行ったり、または壁の穴を埋めたりと専用道具や知識がないと撤去することができません。

もちろんこの作業にはお金がかかってきます。

エアコンの無料回収をしている業者であれば、このように撤去作業で利益を上げていることが考えられます。

 

運搬・積み込み費用

無料回収_軽トラック_注意

運搬費用は、建物からトラックまで運んで積み込むまでの作業です。

極端な話ですが、玄関の前にある不用品とエレベーターなしの5階建ての建物から冷蔵庫をトラックに積み込むとなれば、やはり5階から運び出すほうが大変です。

さらにトラックを建物の近くに駐車することができず、400mも離れているとなれば、その距離を自力で運搬することになるので大変です。

「無料回収」という言葉にすべて無料と思うかもしれませんが、回収するには運搬作業が必要になってきます。

回収は無料にして運搬作業で利益を出している業者もあります。

※ちなみにドクターエコでは仕分け作業、解体作業、撤去作業、運搬作業のすべての費用が人件費に含まれているので、別途費用が発生するという心配はないので安心してください。

 

中間処理場までの運搬代行

回収されたゴミや不用品は、中間処理場に持っていかれお金を払って処分しています。

しかし、この処分は許可を持った業者しか中間処理場に持ち込めないので許可を持っている業者に代行してもらう必要があります。

また中間処理場の基準に合わせて処分する必要があり、その処分の代行をすることで利益を出すことができます。

 

再販売(リサイクル・リユース)

無料回収した不用品をリサイクルして売ったり、解体して有価物(アルミ缶や新聞紙など)再資源化できる業者に買い取ってもらうことで利益を出すことができます。

例えば壊れたり錆びた家電を解体して貴金属を取り除いて販売する業者があったり、海外に輸出している業者もあります。

ドクターエコが高価買取をしたり、無料回収できるのも、買い取った不用品をより高く売れる状態で買ってもらえるようにするノウハウや特殊なルートがあるので利益を得ることができます。

上記の6つが片付け業者、不用品回収業者の利益となる仕事です。

これを知っていれば、「無料回収」の嘘や危険性にひっかからずに済むでしょう。

 

買取・無料回収の注意点がある。

最低限、この2つをクリアしていれば、無料回収業者を使うメリットもあります。

流れの業者には注意を。

道路から聞こえる「こちらは無料廃品回収車!ご家庭で不要になった不用品を無料で…」という口約束の業者は、注意が必要です。

作業内容と料金が明確にならないので、撤去作業費や運搬費など知らないうちに料金が発生しているケースが多発しています。

そういう意味でも作業や料金を明確にしているチラシやホームページを持っている業者、さらには無料見積り・査定をしてくれる業者を使うのが安心です。

 

無料で産業廃棄物管理票(マニフェスト)を発行してくれる。

産業廃棄物管理票(マニフェスト)とは回収された不用品が適正に処理されることを目的として作られた証明書あり、中間処理場で処理された時に交付されます。

よく耳にする不法投棄業者は、中間処理場で処理していないのでマニフェストをもらうことができません。また、仮にあなたの不用品が不法投棄、不適切に処理された場合、その責任は委託したあなたに問われ、最大で1000万円の罰金、または5年の懲役が課せられる可能性もあります。

ですので、産業廃棄物管理票を出せない業者は、要注意です。

たとえ、買い取りやリサイクル業者だとしても産業廃棄物管理票(マニフェスト)をくれない業者は違法で運営している可能性があるので気をつけましょう。

ドクターエコでは、作業した翌日以降にマニュフェストをお渡しできるようにしています。

 

無料回収を利用するメリットは、こんな場合…

とは言っても、無料回収が「完全な悪者」というわけではありません。

こんな場合は無料回収も便利です。

エアコンや冷蔵庫だけなど、不用品の数が少ない場合。

家の片付けをしないといけなくて、大きめの家具や家電を1、2点回収して欲しい時には無料回収は便利です。

ただし、回収業者の条件にあっていないと有料になる場合もあるので、予め電話で確認しておくことをおすすめします。

 

無料回収してもらえる条件にあてはまっている。

無料で回収してくれると思っていたのに、現場に来たらいろいろな理由をつけて料金を取られるパターンもあるようです。

ですので予め電話をして年式や状態、引き渡しの条件(玄関前まで出す必要があるのか、など。)を詳しく聞いておきましょう。

 

業者だから知っているデメリット。無料回収は「割高」?

無料タダより高いものはない」という言葉があるように、無料という言葉につられてお願いしたら、知らないうちに料金が発生していた、ということはよくあります。

この記事を読んでいただいた方には、無料になるカラクリに気がついて頂いたと思いますが、無料回収でも料金が発生することはよくあります。

それから頭の回転が早い人であれば、「エアコン無料回収します。」、「なんでも買い取ります!」と謳っている業者を片っ端から使えば、すべての粗大ゴミや不用品を片付けられると考えるかもしれません。

しかし、最初にも書いた通り、ボランティアじゃないんだから利益が出なければ回収するメリットがありません。ましてや赤字になるような買取するなんてことはありえません。

利益になるものだけ回収されて終わってしまいます。

そうなると、どうなるかというと、お金のかかるゴミだけが家に残り、それらを有料で片付けるしかなくなってしまうのです。

さらに問題はここからです。

すでに利益になるようなリサイクルできたり、解体して有価物として引き取ってもらえる不用品がなく、本当にゴミしかない物件は利益が出ないので、業者が入りたがりません。

その結果、業者がどのような対応をするかというと

  • 利益を出すために割高な請求をしないといけなくなる。
  • もしくは利益が出ないので申し込みを断る。

ということが発生してしまいます。

仮に全部自分で処分できるのであれば、それで問題はないのですが、自力で片付けられない場合、無料回収や買取業者を複数使ってしまう(相見積りだけなら大丈夫)と、残った不用品やゴミの回収は割高になりがちなことを知っておきましょう。

 

まずは無料の相見積りを利用するのがオススメです。

多くの片付け・回収業者では適正価格を知ってもらうために見積りや査定を無料でしています。

その上で納得していただいた方にだけ有料のサービスを提供できるようにしています。

ドクターエコも同じで、作業自体にお金はかかりますが、相談と見積りは無料でおこなっています。

ですので、まずはドクターエコを含めて無料の見積り業者を利用して、適正価格または適正な仕事をしてくれる業者を探すことが先決です。

失敗しない業者の選び方については以下の記事にまとめています↓

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