「できるだけ費用をおさえて残置物を処分したい…」
「知らない人に片付けられるのは嫌だ。」
「なんとなく業者は使いたくない…」
と思っているのであれば、この記事を読むことで残置物の処分方法を1から10まで知ることができます。
なお、住んでいる賃貸の残置物を片付けないといけない、という場合はこちらの記事をどうぞ↓
ドクターエコは8000件以上の残置物を処分している、いわば残置物を処分するプロ業者です。
多くの人が「知らなかった…」と嘆く残置物の落とし穴や、スムーズに残置物を片付ける方法も合わせて、残置物を処分する時に重要な知識をすべて紹介していきましょう。
初めに知っておきたい、自分で残置物を処分する時の3つの大前提
残置物を自分で処分したいと思う人には、さまざまな理由があると思います。しかし、ココで紹介する大前提を知っていたら、その気持も変わるかもしれません。
自分で片付ける場合でも最低5万円の費用はかかる。
一般的な家の残置物を処分するとなると、自治体のサービスを使ったとしても5万円以上の費用がかかることを想定しておきましょう。
特に家電はリサイクル料が発生するので、冷蔵庫と洗濯機、テレビを回収してもらうだけでリサイクル料として1万円はかかります。
他の小さな家電や大きな家具を自治体の粗大ゴミとして出すにしても1つあたり300〜2,500円の処分費用がかかるので、一人暮らしで少ないとしても2〜3万円は想定しておいた方がいいでしょう。
さらに、自治体では回収してもらえない家電四品目(テレビや冷蔵庫など)は、
- 業者に処分をお願いする。
- 自ら持ち込んで処分してもらう。
- 郵送して処分してもらう。
の3つのパターンが想定されます。
自分で大きな粗大ゴミを詰める車を持っていれば大した費用はかかりませんが、トラックをレンタルしたり、粗大ゴミの送料を払うとなると、1万円以上はかかります。
他にも色々な雑費がかかるので、自分で片付けたとしても最低でも5万円はかかることを心得ておきましょう。
ちなみに、業者に依頼した場合の相場は1㎥あたり1万円なので、業者にまるごと片付けを依頼しても費用が変わらないこともあります。
詳しくは、この記事で紹介しています↓
最低でも3か月前から片付け始めたい。
残置物を自分で片付けるためには、自治体のサービスを利用するのが一般的です。
特に注意するのは自治体が行っている粗大ゴミ回収では予約から2ヶ月待ち、という注意事項がよくあります。
もちろん、粗大ゴミを出す前に仕分け作業や撤去作業もしないといけないので、回収を前提として片付ける場合は少なくとも3ヶ月あることを確認しておきましょう。
ただし、自治体が管理するクリーンセンターなどがある場合は、持ち込むことで粗大ゴミを処分できるかもしれません。
期限を決めて、片付けきる。
最後に重要なのが処分する期限を決めておくことです。
大量の残置物がある場合、どれから手を付けていいのからず、作業を後回しにしがちです。
期限を決めておかないと、気が重くて作業に手を付けることができません。
片付ける期限を決めないと、いつになっても片付けられないので、処分する日を決めて実行に移しましょう。
知らない人多数!自治体で処分できない粗大ゴミ一覧
意外と知られていませんが、粗大ゴミの代表格であるテレビやエアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・洗濯乾燥機などは家電リサイクル法によって自治体で処分できないのが一般的です。
そして、これらの粗大ゴミに関しては、最初にも紹介したように業者に依頼して回収してもらうか、自分で処分できる業者のもとに持ち込む必要があります。
行政で処分できない物品の代表例がこちらです。
- テレビ
- エアコン
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・乾燥機
- 消化器
- ガスボンベ
- 自動車関係の部品
- タイヤ
- ピアノ
- 土砂・コンクリート・レンガ
- 事業に使われた物品
など。
これらに心当たりがある場合は、自治体のサービスだけでは処分できないことを理解しておきましょう。
業者を選ぶ際に参考になるポイントは以下の記事でまとめています↓
① まずは自治体にゴミの処分方法(ルール)を確認
自治体によって片付けるルールが異なるので、まずは自治体に連絡をして処分する方法を確認しましょう。
電話や自治体のホームページで確認することができますが、やはり直接役所の窓口に行って相談するのがおすすめです。
それから質問する時は、残置物ではなくて、不用品という言葉を使うことをオススメします。
理由は残置物は専門用語なので、役所の人が残置物という言葉を知らず、話しがややこしくなってしまうケースがあるからです。
ですので、「家にある大量の不用品やゴミを処分したいのですが…」と質問しましょう。
また生活ゴミの場合は、指定された日時・収集場所に出す必要があったり、粗大ゴミの場合は事前に連絡をして指定された日時場所に出すのが一般的です。
しかし、大量にある場合はクリーンセンターやクリーンステーション、清掃工場という自治体が管理する処分場に持ち込んで一気に処分できるケースもあります。
さらに、そのクリーンセンターやクリーンステーションによってもルールが異なります。
電話で「ナニをどこに出すか?」を詳しく聞いてメモをとって、自治体のルールにそって片付けられるように準備をしましょう。
また、自治体によっては残置物を処分する支援(特に高齢者や妊娠、怪我をしている人が対象)を行っている場合もあります。
家の中まで入って回収してくれるケースもあるので、サポートもしているか確認してみましょう。
② 自治体が回収できない残置物は専門業者に依頼
自治体で回収してもらえない残置物は専門業者に依頼して片付け(回収、または持ち込み)てもらう必要があります。
それらの業者は自治体に紹介してもらうこともできますし、ドクターエコのような無料見積りをしている業者であれば、仮にすべての片付けを依頼した時の金額も出すことができます。(金額が安ければ業者に依頼したほうがお得なケースもあります。)
大量の残置物があり、業者利用を少しでも考えている場合は、無料見積りをしている業者を使うといいでしょう。
それから、まだ新しくて売れそうな不用品であれば、高価買取をしてくれる業者に査定してもらったり、メルカリやネットオークションなどで売却したりもできます。
確実に売れるとは限らなかったり、クレーム対応しないといけなくなるなどのデメリットもあるので気をつけましょう。
ちなみに、「何でも買い取ります。」、「なんでも無料回収します。」という業者は、誇大広告なケースが多いので、引っかからないようにしましょう。
理由は以下の記事で紹介しています↓
③ 便利な3ステップ!自治体のルールに沿って仕分け・分別する。
次に重要なのが自治体のルールに従って捨てられるように仕分けすることです。
次に紹介する3つのステップはドクターエコが行っている方法で、スムーズに片付けることができるでしょう。
ステップ1:まずは貴重品を回収。
残置物の中には現金や証券に貴金属と捨ててしまうと損してしまうモノが含まれていることがよくあります。
さらに、再発行できない重要な書類や思い出の日記やアルバムなどがでてくることもあります。
残置物を処分する時は、「知らないうちに捨ててしまい、取り返しがつかなくなってしまった。」とならないように気をつけましょう。
ステップ2:粗大ゴミから片付ける。
これはドクターエコが使っている技術なのですが、粗大ゴミから片付けるとスペースができるので、ゴミの仕分け作業がスムーズにできるようになります。
仕分けしたゴミを貯めておくにもスペースが必要になるので、粗大ゴミから片付けることをオススメします。
市の粗大ゴミ回収サービスを使う場合は、この時点で粗大ゴミの回収の申し込みは済ませておきましょう。
ステップ3:そのほかのゴミを回収してもらえるように分別する。
粗大ゴミが全部なくなれば、あとは小さな小物ばかりのはずです。
この小物を1つ1つ分別して、袋に詰めていくのは根気のいる作業ですが、これをしないかぎり残置物を片付けきることができません。
もちろん、ゴミが混ざっていてルールに沿っていなければ、いざ回収してもう場面になったところで、回収を拒否されることになってしまいます。
自治体のルールに基づいて、1つ1つこまかく仕分けすることを徹底しましょう。
④ 仕分けした残置物をすべて処分して完了。
これができて、ようやく全ての残置物を処分しきることができます。
よくある次の3つを組み合わせることですべて片付ける事ができるでしょう。
ゴミ収集所に定期的に出す。
自治体によって可燃ゴミ、資源ゴミ、不燃ゴミなどの回収日は決まっているので、それに合わせて処分しましょう。
ただし大量に出してしまうと自治体からトラブル扱いされることもあるようなので、こまめに定期的に出すことをおすすめします。
クリーンセンター/クリーンステーション/清掃工場に持ち込み。
自動車を使える場合は、この方法が手っ取り早いでのでおすすめです。
役所に聞いた近くのクリーンセンターなどに持ち込めば一気に片付けることができます。
ただし運営されているクリーンセンターやクリーンステーションによってルールが異なるので、予め確認が必要です。
例えば事前に電話予約が必要だったり、そうでなかったり、または持ち込めるものに違いがあります。
金額は10kgあたり150〜200円程度です。
家庭ごみだけではなくて、粗大ゴミも持ち込める場合もあります。
ただし、どこでも家電リサイクル法対象となる家電4品目(テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、エアコン、洗濯機・衣類乾燥機)やパソコン、タイヤ、車のバッテリーなどは持ち込み禁止されている場所が一般的なようです。
持ち込む前に連絡をして事前確認をしておきましょう。
粗大ゴミの処分。
粗大ゴミの回収も自治体によってルールが異なります。
例えば、申込みをしてから2ヶ月以降じゃないと回収してもらえなかったり、1度申し込みをすると、2回目は2ヶ月以降となったりすることもあります。
また粗大ゴミもクリーンセンターに持ち込める場合があるので、自動車を使えるのであれば、クリーンセンターに持ち込むことも考えてみてはどうでしょうか?
確実に処分するための注意点4つ
自分で残置物を処分する場合、最後まで片付けきることができなければ、最終的には業者に依頼することになってしまいます。
そうならないための注意点は次の4つです。
1回で片付け切らないことを想定しておく
片付け作業をしたことがある人ならわかると思いますが、
- ルールに対応しきれず仕分けがきっちりできていなかった。
- 処分してもらえると思ったのに、してもらえなかった。
- 思っていた以上に仕分け作業が大変で、一向に進まない。
などの想定外の出来事はつきものです。
想定外のことが起こることを前提として、余裕を持って対応することができます。
粗大ゴミ回収の予約は2ヶ月前から準備を
自治体の粗大ゴミの回収サービスは最大で2ヶ月待ちになることが自治体の注意書きとして書かれているケースがほとんどです。
また2度目の回収はさらに2ヶ月後じゃないと申し込めなかったりもします。
ですので粗大ゴミの回収を自治体にお願いする予定であれば、2ヶ月前には連絡をして、1回で片付けきれるようにしておきましょう。
ルールに従って仕分け・持ち込みをしましょう。
捨てる時になって、「これ捨てられません。」となってしまうと2度手間になって大変です。
しかも捨てられないモノが大量にあったり、大きな粗大ゴミで運搬が大変だったりすると、それだけで心が折れてしまいます。
捨てる準備をする前に役所や処分することになるクリーンセンターなどに連絡をして、間違いなく捨てられる状態にして処分しましょう。
貴重品は1つ1つ確認して回収を。
重要なのでもう一度書きますが、残置物の中には高額な現金や証券、貴金属が埋もれていたり、再発行することのできない貴重な書類が含まれていたりします。
ですので、処分するときも1か所、1か所、1つ1つ確認しながら仕分け・処分することが重要です。
【まとめ】今すぐ片付ける日程を決めよう。
残置物の撤去は業者を使わなくても、自力で片付けることができます。しかし、それでも少なくても5万円はかかることを知っておくと、「これだったら業者に頼んだほうが安い。」となるかもしれません。
または残置物の中にはお宝が眠っているの可能性もあるので、「宝探し」のようなイベントとして楽しみながらやると、はかどるかもしれません。
いずれにせよ、自分で片付ける場合は、テキパキ作業をしないといつになっても終わりません。
先延ばしせず、今すぐ片付ける日にちを決めましょう。