物で埋め尽くされた部屋や家を片付けないといけない。
片付けようと思ってはいるのだけど、なかなか重い腰が上がらない。
片付け始めたのはいいけれど、もっと散らかって収集がつかなくなり、どうすることもできなくなった。
ドクターエコでは、私物で溢れてしまったご家庭から、そんな相談をよく受けます。
でも、物屋敷は放置しておいても片付くことはありませんし、むしろ大損害となる可能性もあるので注意が必要です。
一刻も早く自分で片付けるにはどうしたらいいのでしょうか?その方法について片付けのプロ業者であるドクターエコが詳しく解説したいと思います。
そもそも物屋敷ってどういうこと?という方は先にこの記事をどうぞ↓
何が危険?物屋敷があるデメリット3つ
火事になるリスクが上がる。
物屋敷に溜められた使い捨て電池やスプレー缶はきちんと処理がされていないと爆発、発火するリスクがあります。
石油ストーブに使われる灯油も40度を超えると引火する確率が急激にあがりますし、虫眼鏡のように収集された光が黒い紙にあたるだけで燃えてしまいます↓
それだけではありません。
物屋敷の状態で電気ストーブなどを使うのもとても危険なのです。
実は電気ストーブが原因で発生する火事は石油ストーブの4倍もあるんです。
理由は電気ストーブの近くにカーテンや燃えやすい紙が置いてあり引火してしまうためです。
つまり、物が散らかった状態で電気ストーブを使うのは、ものすごく危険な行為であることを知っておきましょう。
負債として家族に相続されることに。
物屋敷を業者に依頼して片付けてもらうと、最低でも10万円以上の費用がかかるでしょう。
さらに家族に相続された場合は片付けることがさらに厄介になります↓
アパートやマンションなどの賃貸に住んでいる場合は、解約する時に、その費用を連帯責任者や家族が支払うことになります。
持ち家を処分する時も同様です。
10万円で収まればいいですが、酷いと100万円以上かかるケースもあります。
酷くなる前に片付けておかないと雪だるまのように問題は大きくなる一方です。
以下の記事で事例を確認することができます↓
ゴミ屋敷化してしまう可能性も。
物屋敷の種類にもよりますが、リビングルームが物屋敷化してしまっている場合は、ゴミ屋敷の一歩手前と言えるでしょう。
そのうちにモノを貯める場所がなくなり、捨てるはずのゴミを溜めておくスペースもなくなります。
これが続くと何も捨てられなくなり、溜まる一方になるのでゴミ屋敷化してしまいます。
ゴミ屋敷になると異臭を放ち、床が腐って抜ける危険性も出てきます。
物屋敷の状態であれば、まだ問題なく片付けられるので、ゴミ屋敷になる前に片付けるのが得策です。
ゴミ屋敷になってしまった事例はこちらからにまとめてあります↓
物屋敷を自分で片付ける前提条件3つ
この記事を読んでいるということは、きっと今の状況を深刻に捉えているからのはずです。
片付けるには業者を呼べば、その時点で悩みは解決できますが、お金をかけられない場合は、自分で片付ける必要があります。
そんな場合は、次の3つのことを最低限の知識として知っておきましょう。
自分で片付ける場合でも最低5万円くらいはかかる。
たとえ、自治体のサービスを利用しても0円で片付けることはできません。
自治体の粗大ゴミ処理手数料は1点につき200円〜かかります。単純な話、捨てるものが100個あれば、それだけで2万円はかかります。
もちろん1000〜6000円する粗大ゴミもあるので、最低でも5万円くらいはかかることを心得ておきましょう。
最低でも2か月はかかる。(収集サービスを利用する場合)
自治体の粗大ゴミ回収は、最大で2ヶ月待ちとなります。
さらに2回目は初回から2ヶ月後、という制約がある自治体も多いです。
自らクリーンセンターに持ち込める場合は別ですが、回収サービスを利用するのであれば、2回にわけて依頼するとして2〜3ヶ月くらいはかかるでしょう。
期限を決めないと片付かない。
そして、「1番の問題は、腰が重くてなかなか手がつけられない。」という心理的な問題です。
生活するのがやっとで時間がないというのもあると思いますが、物屋敷を放置しても勝手に片付くということは100%ありません。
片付ける日を決めて、片付けることが重要です。
もし、この条件をクリアするのが難しそうであれば、物屋敷を代理で片付けてくれる業者を見つける方法もあります。
業者に頼んだ場合の費用相場がわかります↓
知らない人多数。自治体で処分してもらえないゴミ一覧
家電リサイクル法対象品目というものがあって、実は自治体で回収してもらえない物品はたくさんあります。
その他にも自治体では回収してもらえない物品があることを知っておきましょう。
一覧にまとめてみました。
意外にも自治体で回収してもらえないモノはたくさんあることに気がついていただけたでしょうか?
こういった不用品やゴミがある場合は、業者に依頼して引き取ってもらったり、自ら持ち込んで処分して貰える場所を探す必要があります。
① まずは行政に捨てるルールを確認する。
片付ける物屋敷がある自治体によって捨てるルールが異なります。
ですので、まずは物屋敷となっている建物がある役所やホームページで不用品を捨てるルールを確認しましょう。
よくあるのは、自治体が行っている粗大ゴミ回収や廃品回収です。
ただし、これらのサービスを利用するにも日程を行政の都合に合わせないといけないデメリットがあります。
そんな場合は、自治体が管理するクリーンセンター(クリーンステーション)や清掃工場に持ち込める場合もあります。
車で持ち込みができる場合は便利なので、どういう処分方法があるか確認しましょう。
② 物屋敷を片付ける3ステップを使って仕分けする
ステップ1:大きな物から片付けてスペースを確保。
物屋敷を片付ける場合、大きい粗大ゴミから片付けるのがおすすめです。
理由は大きな物を片付けることで仕分けする空間、必要なモノを溜めておくスペースができるからです。
粗大ゴミの回収サービスを利用する場合は、この時点で申請できるので、量が多い場合でも2ヶ月で片付けることができるかもしれません。
ステップ2:貴重品を回収。
大きなモノが取り除けたら、貴重品がありそうなところを隅々まで確認して貴重品を回収します。
どこかに隠されたお金や貴金属はもちろんのこと、再発行できない書類や証書も回収していきます。
他にも思い出のアルバムや日記が眠っていたりするので、回収しておきましょう。
しかし、これを開いてしまうと思い出に浸ってしまい、なかなか作業がすすまなくなるので、一度回収して片付け終わった後に思い出に浸りましょう。
ステップ3:処分できるように仕分けする。
残りは取っておきたいものと捨てたい不用品の2種類です。
捨てたいモノは行政のルールに従って捨てられる状態にして仕分けします。
ここで重要なのは、しっかり仕分けし切ることです。
コレができていないと収集や処分を拒否されるので、あとで苦労することになります。
③処分する/回収してもらう。
あとは不用品を処分するだけです。
一般的な方法は3つあるので、この3つの方法を組み合わせるのが効率的でしょう。
ゴミ収集所に定期的に出す。
自治体のルールに従ってゴミを指定された場所、日時に出します。
1度に大量に出すとマナー違反となり自治体から注意されることもあるので、小分けにして定期的に出していくと安心です。
クリーンセンター/クリーンステーション/清掃工場に持ち込み。
車を使って持ち込める場合は、クリーンセンターに持ち込んで処分すると一気に片付くのでおすすめです。
ただし、クリーンセンターによって事前に連絡が必要だったり、受付時間が決まっていたりするので、これも自治体にあるクリーンセンターのホームページで確認したり電話することをオススメします。
自治体で処分できないモノは業者に依頼。
自治体で処分できなかったモノは専門の業者に依頼して処分してもらう必要があります。
ドクターエコに連絡をしていただくのでも大丈夫ですし、役所にオススメの業者を紹介してもらうのでもいいでしょう。
業者を選ぶために失敗しないポイントは、こちらの記事にまとめられています↓
確実に片付けるための注意点5つ
家族であっても捨てる許可をとっておく
後で問題にならないようにするためにも、家族の持ち物であっても捨てる許可を取っておく必要があります。
理由は、勝手に処分してしまった場合、器物損壊罪となり「3年以下の懲役、30万円以下の罰金」に処される可能性があるからです。
詳しくはこちらの記事でまとめてあります↓
よくあるのは昔の玩具や古そうなコレクションでもビンテージ価格がついていて数十万円の価値があったり、思い出のアルバムや手紙を捨ててしまい大問題となるケースです。
捨てる許可は必ずとっておきましょう。
1回で片付け切らないことを想定しておく
ここまで読んで頂いた方は理解していると思いますが、物屋敷は1日で片付きません。
片付け業者に依頼すれば1日で終わりますが、自分で片付ける場合は、知識がない上に私情が入ってくるので判断ができずに作業が進みません。
粗大ゴミ回収の予約は2ヶ月前から準備を
捨てたくてもすぐに回収してもらえないのが粗大ゴミです。最大で2ヶ月待ちを公表している自治体も多いので、申請してから最大2ヶ月はかかることを知っておきましょう。
ルールに従って仕分け・持ち込みをしましょう。
処分できる状態にするのが最低限のルールです。
タンスに物が入った状態はもちろんNGですし、可燃ゴミと不燃ゴミが混ざっているのもNGです。
受け付けてもらえなければ永遠に処分ができないので、ルールは徹底して守りましょう。
貴重品は1つ1つ確認して回収を。
それから貴重品を捨ててしまっては大損害です。
気が付かないところに誰かが隠した現金が眠っていたり、高価買取できる品物があったりします。
ドクターエコでは未使用の贈答品や未開封の古酒などを約8万円で買い取った実績もあります↓
貴重品を捨ててしまうと、後で大変な思いをしたり、損することになるので必ず確認して回収しておきましょう。
【まとめ】片付ける日程を決めよう。
ここまで読んでいただき大変嬉しいのですが、読んで終わりでは何も変わりません。
今すぐにカレンダーを見て、片付ける日を決めましょう。
片付ける日が決まったら、自治体に粗大ゴミを処分するルールも確認しましょう。
これができれば、後は行動あるのみです!
それでも問題があったり、わからないことがあればドクターエコの無料相談をご利用ください。
あなたの理想に近い片付け方を無料で提案いたします。