物屋敷を放置しておくと最悪の場合、物屋敷から不審火が発生して大災害となったり、子供や孫に100万円単位の負債(片付け費用)を押し付けるリスクにもなります。
ですので物屋敷は今すぐ片付けた方が家族のためにも安心です。
いえば物屋敷の中にお宝が眠っている可能性もあるので、これを見つけるのは所有者の特権とも言えるでしょう。
家族の誰かに見つかる前に、コッソリ片付けてみてはどうでしょうか?
そもそも物屋敷とは
ゴミ屋敷とまでは行かないもののゴミ屋敷一歩手前、もしくは要らないモノ(不用品)であふれてしまっている状態の物件のことを片付け業界では「物屋敷」と呼んでいます。
ゴミ屋敷との違いは、ゴミ屋敷には生ゴミなどの汚物がある一方、物屋敷には生ゴミや汚物がありません。
物屋敷の定義は特になく、言葉で表すのは難しいので、ドクターエコが今まで片付けた物屋敷を写真で紹介したいと思います。
写真でいうとこんな状態です↓

物置化してしまっていますね。
前回、引っ越ししてきた時のダンボールもそのままあるので、住み始めてすぐに物屋敷になってしまった様子がわかります。

買ったばかりの生活用品と思われる品もゴロゴロしています。ゴミ屋敷とは言わないまでも、このままでは散らかっていく一方なのは火を見るよりも明らかです。

これもゴミ屋敷一歩手前という雰囲気のお部屋です。生活できるスペースが、かろうじてある程度です。

物置化しているお部屋です。中央に生活ゴミも溜まってきているのでゴミ屋敷一歩手前という状況なのがわかります。

ここまできてしまうとゴミ屋敷一歩手前を超えてゴミ屋敷と言ってもいいかもしれません。
ただ、生ゴミはなくてゴミ屋敷としては軽度なので、この限度を超えると片付けるのが一気に大変になります。

この物件も物屋敷を超えてゴミ屋敷ですね。
これ以上ひどくなる前に片付けを依頼していただけて本当に良かったと思います。
物屋敷を片づけた実績と費用の相場は以下の記事から確認できます↓

これは物屋敷?よくある物屋敷2種類
上の写真を見て気がついた方もいるかもしれませんが、物屋敷には2つのパターンがあります。
部屋の1部が物置化
1つの部屋が物置と化している状態の物屋敷というよりも『物部屋』となっている状態です。
これはけっこう多くの家である現象なのではないかと思うのですが、リビングや寝室は片付いているものの、要らないものを1つの部屋に突っ込んでしまうため、1つの部屋だけ入れないほどにモノが積まれているケースです。
こうした物置化しているお部屋には高価買取できる物品があるケースも多いので、10〜20%割り引いて作業できる場合もあります。
家全体がモノで溢れている。
もう1つのケースはゴミ屋敷一歩手前という状態の物屋敷です。
整理整頓が行き届かなくなり、買ってきたモノやオンラインショップで買った包装などが乱雑に置かれており、歩ける場所がなくなっているケースです。
色々な理由が考えられますが、この状態の物屋敷は悪化すると異臭を放ち床が抜けたり火災になるケースもあるので、死亡事故が発生する前に、できるだけ早く片付けていただきたいのが一市民としての願いです。
よくある物屋敷になってしまう4つの原因?
これは物屋敷をよく片付けるドクターエコの考察ですが、物屋敷になってしまうのは4つの原因があるように思います。
引っ越し後に不用品を部屋に詰め込んでしまう。
これは本当によく目にします。
新居に引っ越してきたのはいいのですが、開梱作業が行われずに積み上げられたダンボールの山になってしまい、そのまま放置されているパターンです。
このダンボールの山があると、自ずと不用品や当分使わないと思われる品物が近くに並んでいき、いずれ物屋敷化していきます。
3〜5年以上使っていないものはもう使う必要がないモノだと思いますので、片付けてみてはどうでしょうか?
とにかく忙しくて片付ける時間がない。
家を片付けている時間がないほど忙しく、家には帰って寝るだけ、という状態の方も多くいます。
買ってきた日用品も収納されることなくリビングに転がっていたり、台所に溜まっていたり、捨てるはずのゴミがたまりだしているケースもあります。
どうしても片付ける時間を確保できないのであれば、いずれは片付けないといけないものですので、ドクターエコのような片付け業者にお任せいただくのも1つの手です。
引きこもってしまう。
原因は様々あると思いますが、引きこもってしまっている方の家や部屋が物屋敷やゴミ屋敷になってしまっているケースも多いです。
引きこもってしまっている場合、家族間ではどうしても片付けられないケースが多いようですが、ドクターエコのような第三者が入ることによって片付けられたケースもあります。
役所に問い合わせてもダメだった場合はドクターエコに相談いただければ対応できますので、相談だけでもしてみてください。
実家に高齢の親だけ住んでいる場合。
実家に高齢者の親が一人暮らしをしている場合も物屋敷になっているケースが確認できます。
全員ではないですが、高齢者になると過去の思い出の品が多くなったり、いろいろな不安があるからか、「捨てられない。」という現象が起きやすいのではないかと思います。
実際にドクターエコが第三者として仲介することで、片付けの許可をいただけるケースは多いです。
ご家族・親族の場合だと感情が優先されがちになってしまうので、第三者に委託すると解決できるかもしれません。
実家が物屋敷になってしまったというケースは本当によくあります↓

物屋敷を片付ける時の2つの注意点
物屋敷を片付ける時に、後になってトラブルにならないためにも、次のことには最低限注意することをおすすめします。
勝手に捨てて裁判沙汰になることも
家族のモノであろうと勝手に捨ててしまい、裁判沙汰になるケースもあります。
なぜなら物屋敷の中にはプレミアのついた数十万円の玩具やコレクションが眠っている場合があるからです。
こうしたモノを知らずに勝手に捨ててしまい、家族でありながらも裁判沙汰になったり、そこまでいかなくても修復が難しくなるくらい関係が悪くなることもあるようです。

所有権が誰にあるか、確認を
そもそも、他人のモノを勝手に捨てるのは器物損壊罪にあたり、3年以下の懲役、または30万円以下の罰金と刑法で定められています。
親告罪(告訴が必要)で、被害額が小さくて警察が動かない場合も多いようですが、家族内で民事裁判になった例もあります。
片付ける場合は家族であっても許可をもらうことが必須です。
物屋敷だと思った時の対処法・片付ける方法
いざ、物屋敷を片付けるとなった時は2つの方法があります。
自分で自力で片付ける。
部屋や家にモノが溢れてしまっている場合、自分で片付けることも可能です。
殆どのものが自治体のサービスで片付けることができます。
ただし、それでも最低限の料金はかかるので5万円くらいの予算は用意しておいた方がいいでしょう。
詳しい片付け方法は以下の記事で紹介しています↓

業者に依頼して片付けてもらう。
↑これはドクターエコに不用品の回収を依頼していただいた、とある家庭の片付け前と片付け後の比較写真です。
物屋敷になりかけていたら、業者を使って片付けてもらうと、お金はかかりますが一気に片付いて肩の荷も降りる、というのが最大のメリットでしょう。
業者に依頼すると、その段階で心理的にスッキリできるのと、実際に余分な不用品を片付けることで、問題を素早く解決できます。
失敗しないための業者選びをするポイントは以下の記事にまとめてあります↓


それから、なにより今すぐ火災や地震が起きた時の二次災害を防ぐこともできます。
写真の物件はコチラの記事で詳しく紹介しています↓

物屋敷を片付ける時に知っておきたい見積もり料金
こちらの記事で12軒の物屋敷を片付けた時の見積もり料金と実際にかかった費用を公開しています。
相場を知るためにも1度見ておくことをオススメします↓

状況によって金額が大きく変わってくることにも気がつけるでしょう。
【まとめ】物屋敷は早く片付けた方がいい。
物屋敷はゴミ屋敷化する一歩手前であることを考えれば、やはり今すぐ片付けた方がいいでしょう。
そのまま放置し続けて、高齢者になるまで放置すると今度は、捨てたくても捨てられない、手のつけようが無くなってしまった、ということが起きてきます。
早い段階であれば個人の力でも十分に片付けられますが、部屋いっぱい、家全体がモノで溢れかえってしまっている場合は、やはりドクターエコのような業者に依頼しないと片付けられなくなってしまいます。
「もしかしたら高額なお宝が眠っているかもしれない….」という楽しみもあるので、すぐに片付けることをオススメします。
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