賃貸で一人暮らししていた両親が亡くなり、借りていた部屋に残っているモノを全部片付けないといけない…
どうしたらいいのだろう?
となった時に知っておくと、トラブルなく残置物(遺品)を整理、処分できる方法をここに書いておきます。
故人の所有物は思い入れのある品が多くなったり、相続に関わるモノがあったりで、なかなか手をつけ辛いというのが正直なところでしょう。
逆に、「親の私物の処分費用を、なんで私が払わないといけないのか?」という方がいるのも現実です。
いずれにせよ、賃貸である以上、私物はすべて片付けないといけません。
そんな時はどうしたらいいのでしょう?
親族間でトラブルになることも…
残置物は、親族に相続されることになったり、または連帯保証人が責任を追うことになったりします。
ですので、残された遺品は相続として取り決められたとおり、片付ける必要があり、好き勝手に処分できない、というのがほとんどです。
ちなみに賃借権も相続されるので、放って置くと家賃を払い続けなければいけません。
連帯保証人にも迷惑がかかります。
詳しくは以下の記事で紹介しています↓
電気や水道が解約されて、冷蔵庫の中のモノが腐って虫が湧いたり、掃除をしようにも水が出ないのでできないなんてことにもなります。
だからトラブルにならない方法で片付けないといけません。
相続した状況をしっかり把握してから
故人が亡くなるとすぐに相続がされ、賃貸契約も相続されます。
ですので、その相続に従って残置物を処分する必要があります。
他人に相続されたモノを勝手に処分してしまったり、相続されたことを知らずに放置してしまい、あとで大金を払うことになっても大変です。
「未払い家賃」や「原状回復義務」のような負債的な部分も相続することになるからです。
ですので、まずは大家さんや管理会社に連絡をして、物件をどのような状態に戻すのか確認することが一歩目です。
詳しくは、こちらの記事が参考になります↓
「遺品整理から引っ越しまで」を一括でやってくれる業者を選ぶ
片付けようにも、なにから手をつけていいのかわからない、どんな業者にお願いしたらいいかわからない。金額だっていくらかかるか検討がつかない。
というのが一般的なお客様です。
さらに身内が亡くなった後は、本当に忙しいですよね。
できるだけ手短に、しかも料金をおさえて片付けたいというのが、普通の感覚だと思います。
そのためには、必要なサービスを一括して請け負ってくれる業者を見つけることからはじまります。
- 遺品整理(孤独死の場合は必須)
- 特殊清掃(孤独死の場合は必須)
- 不用品回収
- 高価買取
- 残置物撤去
- 引っ越し
- ゴミ屋敷清掃(ゴミ屋敷になっている場合)
2〜3社に分担してしまうと、余計な手間と時間、そして人件費もかかるので、料金が高くなるのが一般的です。
それぞれ、細かく説明していきます。
遺品整理
遺品は貴重品から思い出の品、そして不用品になるモノと分けて、要らないものは処分することができますが、できるだけ家族でやりたいという方も多くいます。
逆にトラブルの種になるから第三者にやってほしいという方々もいます。
いずれにせよ、隠れた貴重品や遺品は数多くあり、遺品整理をおこなっている業者は、普通の人なら捨ててしまいそうな貴重品や思い出の品を見つけることも含めて仕事です。
また、もし故人が孤独死で発見までに時間がかかってしまった場合は、部屋の中はものすごい悪臭に包まれているので、一般の方だと遺品整理が困難な場合があります。
そうした場合は、確実に業者に依頼したほうが、スムーズに遺品整理することができるでしょう。
特殊清掃
特殊清掃も孤独死の場合は必須です。(遺体が腐敗していなかったり、特に汚れていない場合は不要です。)
先程お話したように孤独死で部屋中に異臭が染み込んでしまっていたり、害虫が湧いてしまっている場合は、特殊清掃を入れない限り、再び住める状態にはもどせません。
賃貸である以上、原状回復義務が発生するため、孤独死になってしまった場合は、特殊清掃を扱っている業者を選んでください。
不用品回収・高価買取
遺品の中には要らないモノも多くありますよね。
そうした不用品のなかには、高価買取できるモノや無料で回収できるモノ、そして処分費用が発生するモノの3種類があります。
できるだけ、費用をおさえたいと思っている方であれば、高価買取と無料回収を前提とした残置物処分を考えてもらえると、費用をおさえて残置物を処分することができます。
ゴミ屋敷清掃
ゴミ屋敷になってしまっている方のみお読みください。
ゴミ屋敷清掃は、経験がない業者にまかせると時間がかかってしまいなかなか終わりません。
遺品整理は得意だけど、ゴミ屋敷清掃はできない…という業者は普通にいます。
ゴミ屋敷化してしまっている場合は、ゴミ屋敷清掃も取り扱っている業者を選んでください。
引っ越し
最後に、意外に忘れられがちなのが引っ越しです。
ドクターエコの経験上、賃貸にある冷蔵庫やテレビ、タンスなどの大きな家財を相続人の家まで届ける、ということがよくあります。
もっと正確に言うと、冷蔵庫を引き取った家の古い冷蔵庫は撤去して欲しい、タンスを入れ替えて欲しい、テレビは家がほしい、などという要望は多くあるので、引っ越し作業もできる業者を選ぶと、スムーズに残置物の撤去ができるでしょう。
後日に引っ越しするよりも断然スムーズです。
そして、次に重要となるのが相見積りです。
総合片付け業者3社から相見積りをとる
- 遺品整理(孤独死の場合は必須)
- 不用品回収
- 高価買取
- 残置物撤去
- 引っ越し
- 特殊清掃(孤独死の場合は必須)
- ゴミ屋敷清掃(ゴミ屋敷の場合)
サービスをしっかり網羅している業者であれば、賃貸の解約ができる状態まで一気に進めることができるのでストレスもかかりません。
ただ、見積りをとる時の注意点もあるので、次の4つのことには特に気をつけてください。
相見積りを取るときの注意点3つ
業者を3つに絞る前に確認しておいたほうが、安心できるのが次の4つの注意点です。
実績が豊富である
実績が豊富である業者を選んで欲しいのは2つの理由からです。
1つは不法投棄などをしていない業者だからです。
あとでも説明しますが、遺品整理も含めて、残置物撤去、不用品回収には悪徳業者が出てきては消えていきます。
安さを売りにした実績がない業者は、ゴミを処分場にもっていかず、不法投棄をしている可能性があるので本当に気をつけてください。
実績がある会社はスキルやノウハウが蓄積されているからこそ、適正価格できちんと仕事をこなしてくれます。
以下の記事をざっと読んでおくとなおさら安心です。
「資格と許可は最低限」とは限らない…
資格や許可を持っているから安心!と思っていたら危険です。
よくある資格や許可として、
- 古物商
- 産業廃棄物収集運搬許可
- 遺品整理士
たとえば故人が亡くなった時によく利用される遺品整理士は、士業のように見えても、2ヶ月間の講座をとれば誰でも取得できる民間の資格です。
公的な資格ではありません。
同様に、産業廃棄物収集運搬許可、古物商も、お金を払ってしっかり書類を提出すれば誰でも取得できるものです。
ですので、「資格を持っているから安心。許可を持っているから安心。」と信じ切るのは危険です。
実際に、古物商や産業廃棄物収集運搬の資格/許可を持っていたとしても、集めたモノを不法投棄している業者があとを絶ちません。
悪徳業者に当たってしまうと最悪の場合、回収された私物を不法投棄され、その責任追及もされることにもなります。
ですので、やはり実績をしっかり積み上げて長期間、営業していることがわかる業者を選びましょう。
立ち会いの可/不可
ドクターエコは、お客様のニーズに合わせて立ち会いをしたり、しなかったりできますが、中には立ち会い不可/立ち会い必須のどちらかだったりする業者もあります。
やはり業者は赤の他人ですので、立ち会いがないと嫌だというお客様もいれば、忙しいので立ち会いなしでお願いしたいというお客様もいます。
また孤独死の場合は、悪臭がひどく立ち会いが現実的じゃない場合もあります。
いずれにせよ立ち会いのニーズがマッチしない業者を選んでも意味がないので、見積りを取る前の段階で、立ち会いについて柔軟な対応をしてくれる業者を選ぶといいでしょう。
6つのステップを簡単にまとめると、
重要なのは退去して賃貸物件との契約を終了することです。
それまでの流れをまとめて紹介していきます。
- 相続の状況を把握する。
- 残置物の確認。(オーナー、大家、管理会社へ連絡)
- サービスを網羅している業者を見つける。
- 3社から相見積りをとる。
- 信頼できる1社に選んで片付けてもらう。
- 賃貸契約を終了。
無料でドクターエコに相談も…
「もっと安くやる方法ないかな?」
「もっと早く片付けてもらう方法ないかな?」
「立ち会いができないけど、とにかく責任を持って片付けてくれる業者はないだろうか…」
ということが少しでも頭に引っかかっているのであれば、ドクターエコの無料相談をご利用ください。
自分でこの記事を書いておいてなんですが、ドクターエコは1万4000件の片付け実績があるので、必要なサービスは全て網羅しています。
もし、関東圏内の賃貸を遺品整理から引っ越しまで一括してお願いしたいと言う場合は、即日から対応も可能です。
まずは無料相談からご利用ください。