【1分で要点まとめ】
賃貸退去時の残置物撤去費用は、1m³あたり約1.3万円(税込)が目安です。
1K・1DKなら4万〜12万円前後、2DK〜3LDKなら12万〜35万円前後が中心で、
ゴミ屋敷に近い状態や退去日が迫っている場合はそれ以上になることもあります。
「退去日がもうすぐなのに、荷物がほとんどそのまま……」「引っ越しと片付け、どっちを先に頼めばいいのか分からない」という方へ。
賃貸アパート・マンションの退去では、仕事や手続き、引っ越し準備に追われているうちに、気づけば部屋の半分以上がそのままということも珍しくありません。冷蔵庫・洗濯機・ベッド・本棚・衣類・段ボールなど、これらをすべて自分で運び出して処分するのは、現実的ではない方がほとんどです。
結論から言うと、賃貸退去時の残置物撤去費用は、間取りだけでは決まりません。実際には、物量(m³)、階数や搬出導線、仕分けの有無、退去期限までの余裕で見積もりは大きく変わります。
この記事では、賃貸退去・引っ越し時の残置物撤去費用について、1m³=約1.3万円を目安に、間取り別の相場、費用が高くなる条件、引っ越し同時対応の考え方、そして実際に対応した12事例までまとめて解説します。
そもそもの「残置物とは?」という定義や、売却・退去・解体など状況ごとの違いを先に整理したい方は、残置物とは何かを解説した基礎記事もあわせてご覧ください。
賃貸退去時の残置物撤去費用の相場は?【まずは結論】
間取り別のざっくり相場|1K・1DK・2DK・2LDK・3LDK
まずは、賃貸アパート・マンションでよくある間取り別に、残置物撤去費用の目安を整理します。
1R・1K
物量の目安:3〜8m³
費用相場:40,000〜100,000円
一人暮らし/家具少なめ
1DK
物量の目安:6〜10m³
費用相場:70,000〜130,000円
長く住んでいた単身者/荷物やや多め
1LDK
物量の目安:8〜15m³
費用相場:100,000〜200,000円
カップル・荷物多めの単身者
2DK・2LDK
物量の目安:10〜25m³
費用相場:130,000〜320,000円
ファミリー世帯・同棲解消・退去前
3DK・3LDK
物量の目安:20〜35m³
費用相場:260,000〜450,000円
家財が多い賃貸・長年住んだ部屋
もちろん、これはあくまで中身がしっかり入っている部屋を想定した目安です。すでに何割か片付け済みであれば、ここから2〜3割下がるケースもあります。
基本は「1m³あたり約1.3万円」で考える
賃貸の残置物撤去費用は、戸建てと同じように体積(m³)で考えるとイメージしやすくなります。
- 1m³あたり:13,000〜16,000円(家具・家電が多い部屋)
- 1m³あたり:10,000〜13,000円(段ボールや衣類など軽い物が中心)
- 1m³あたり:16,000円以上(ゴミ屋敷・長年放置された部屋)
同じ1LDKでも、ほとんど家具がない部屋と、床が見えないほど物が積み上がっている部屋では、必要なトラック台数も作業時間もまったく違います。
アパート・マンション全般の相場を知りたい方は、アパート・マンションの残置物撤去費用の相場と実例記事も参考になります。
費用が上がりやすい退去時ならではのポイント
賃貸アパート・マンションでは、次の4つで金額が変わりやすくなります。
- 物量(m³):何トラック分の荷物か
- 階数と搬出経路:エレベーターの有無、階段のみかどうか
- 退去日までの残り期間:日程がタイトになるほど人員が必要
- 部屋の状態:ゴミ屋敷化、ペット汚れ、水回りの劣化など
特に「退去日まで数日しかない」「鍵の返却日が決まっている」という場合は、スケジュール優先で段取りを組む必要があります。
引っ越しと残置物撤去を同時に頼むメリット
退去が近づくと、「引っ越し業者」と「残置物撤去業者」を別々に手配しようとして、かえって段取りが複雑になることがあります。
ドクターエコでは、
- 新居へ持っていく荷物の引っ越し・配送
- 部屋に残す荷物の残置物撤去・処分
を、同じスタッフ・同じトラックでまとめて行うことができます。
同時依頼だと何が変わる?
- 荷物の仕分けが1回で済む
- 立ち合い日を1日にまとめられる
- 部屋を空にする作業がその日中に終わる
- 一時置き場を用意しなくて済む
引っ越し業者と残置物撤去業者を完全に分けると、「引っ越しを先にやると残置物が片付かない」「片付けを先にやると持って行く物が分からない」といった行き違いが起きがちです。退去日まで時間がない方ほど、引っ越しと残置物撤去をセットで考えることで、スケジュールの破綻を防ぎやすくなります。
「1m³7,000円〜」の広告に注意|安く見えても条件付きのことが多い理由
ネット広告では「1m³7,000円〜」のような料金表示を見かけることがあります。ただし、こうした金額はどんな退去案件でも一律で適用されるわけではなく、必ず何らかの条件付きと考えた方が安全です。
たとえば、次のような条件が付いていることがあります。
- 物量が少なく、仕分けがほとんど不要なこと
- 階段がなく、トラックを建物の近くに停められること
- 可燃・不燃・家電などがある程度分かれていること
- ベランダや共用部対応などが発生しないこと
- 作業時間が短く、標準人員で終わること
さらに現在は、中間処理場での処分費用が2020年頃に比べて30%近く上昇しているため、1m³7,000円前後では、一般的な退去案件だと赤字になりやすい水準です。
処分費以外にかかる主なコスト
- トラックの車両費・ガソリン代・高速代
- スタッフの人件費(仕分け・搬出・運転)
- エレベーター待ちや階段搬出の時間コスト
- 家電リサイクル法対象品のリサイクル料金
- 養生・簡易清掃などの付帯作業費
つまり、広告の最低単価だけでは、実際に支払う総額は分かりません。残置物の費用負担や法的な考え方を整理したい方は、残置物撤去費用は誰が払うのかを解説した記事も参考になります。
追加料金が膨らみやすいパターン
- 階段4階以上で階段料金が追加される
- ゴミ袋の数が多く、仕分け作業費が上乗せされる
- 見積もりに入っていなかった家電リサイクル対象品が複数ある
- 当日になって「トラックを追加しないと積みきれない」と言われる
自分で片付けるか、業者に任せるかの判断基準【退去日ベース】
自分たちで片付けやすいケース
- 1R〜1Kで、大型家具が少ない
- エレベーター付き、または低層階で階段が少ない
- 退去日まで1〜2週間以上の余裕がある
- 粗大ごみ回収や持ち込みを活用できる
業者に任せた方が安心なケース
- 2DK〜3LDK以上で、家具・家電・荷物が多い
- エレベーターなしの3階以上、または団地・長い外階段
- 仕事や育児で片付けに使える時間が少ない
- 高齢の親御さんだけで片付けを進めている
- ペットの汚れ・臭い・カビなど、衛生面が気になる
- すでに物屋敷・ゴミ屋敷に近い状態になっている
- 退去日まで数日〜1週間程度しか余裕がない
「自分たちだけでは厳しいかも」と感じたら、退去立ち合いの日程が決まる前に一度見積もりだけでも取っておくと安心です。
退去日までに間に合わせるための3ステップ
- 新居へ持っていく物を先に決める
持っていく物は、部屋や収納ごとにまとめておきます。 - 残置物として処分する物をざっくり分ける
家具・家電・衣類・雑貨など、種類ごとにざっくり固めておくと見積もりが出しやすくなります。 - 退去日から逆算して業者に相談する
写真(部屋全体・各部屋・廊下)を撮って送り、退去日と希望日を伝えたうえで見積もりを取ります。
「引っ越しと残置物撤去を同じ日に終わらせたい」「鍵の返却まで一気に済ませたい」という方は、引っ越しと残置物撤去をワンストップで対応できる業者に相談するのがおすすめです。
退去・引っ越しにともなう残置物撤去12事例の費用を比較
ここからは、ドクターエコが実際に対応した賃貸の退去・引っ越しにともなう残置物撤去12件の事例を紹介します。ご自身の状況に近いケースを探しながら、「自分の場合はいくらくらいになりそうか?」を具体的にイメージしてみてください。
このあと実例を見るときは、3つだけ確認してください。
- 間取りだけでなく、作業量(何台分か)を見る
- ゴミ屋敷・遺品整理・配送・ハウスクリーニングなど、付帯作業の有無を見る
- 階数・エレベーター・退去期限など、搬出条件と急ぎ度を見る
同じ1Kや2DKでも、物量が少なく運び出しやすい部屋と、ゴミ屋敷化していて仕分けが必要な部屋では、金額は大きく変わります。
【神奈川県横浜市中区】マンションの1Kで残置物を撤去した時の見積もり・作業費用
- 残置物撤去(賃貸マンション)
以前の居住者が荷物を残したまま退去してしまった少量案件です。1K・4階でも、物量が0.5台分に収まっていたため、比較的低い金額で対応できています。
【東京都大田区】マンション2LDKの引っ越し・退去にともなう残置物を処分した見積もり・作業費用
- 残置物撤去(引っ越し・退去時)
- 不用品回収
新居への引っ越しだけ先に済ませて、残った物をすべて処分した事例です。引っ越しと退去を分けて考えるより、残置物処分を後からまとめた方がスムーズに進むケースもあります。
【千葉県四街道市】ゴミ屋敷になったアパート1Kを引っ越し・退去するために片付けた見積もり・作業費用
- ゴミ屋敷清掃(引っ越し・退去時)
- ハウスクリーニング(トイレ・浴室・キッチン)
片付け始めたものの間に合わないと判断して依頼された案件です。ゴミ屋敷化していても、早めに相談できれば退去日前に間に合うケースがあります。
【神奈川県横浜市緑区霧ヶ丘】団地4LDKで引っ越し・退去するために残置物を片付けた見積もり・作業費用
- 残置物撤去
- 不用品回収(引っ越し・退去時)
引っ越し準備がほぼ済んだ状態で、不用品だけを回収したいというケースです。エレベーターなし団地でも、量がまとまっていれば比較的シンプルに片付くことがあります。
【東京都大田区】アパート2DKで退去にともなう遺品整理(残置物撤去)をした見積もり・作業費用
- 遺品整理
- 退去時の片付け
- 必要品の梱包・配送サービス
- 修繕・原状回復工事
- 簡易清掃
- 高価買取
遺品整理に加えて、配送や修繕まで一括で進めたケースです。賃貸退去では、単純な処分だけでなく、原状回復や必要品の移送まで発生することがあります。
【東京都大田区】アパート3DKから退去・引っ越しするために残置物を片付けた見積もり・作業費用
- 残置物撤去(引っ越し・退去時)
- 不用品回収
- 配送サービス
家族との同居や施設入居に近い住み替えで、ほとんどの家財を処分することになったケースです。引っ越し業者だけでは解決しにくい典型例です。
【埼玉県戸田市】ゴミ屋敷化した1Rマンションから退去・引っ越しするために片付け、ハウスクリーニング、配送サービスをした見積もり・作業費用
- ゴミ屋敷清掃
- 配送サービス
- ハウスクリーニング
ゴミ屋敷化した部屋でも、配送と清掃まで一括で進めることで、退去可能な状態まで持っていける事例です。ワンルームでも状態が悪いと費用は大きく上がります。
【東京都羽村市】ゴミ屋敷化したアパート1Rから退去・引っ越しするために片付けた見積もり・作業費用
- ゴミ屋敷清掃
- 残置物撤去(引っ越し・退去時)
親族が住んでいた賃貸がゴミ屋敷化してしまい、退去できなくなっていたケースです。ワンルームでも、状態が悪化すると大きな作業になります。
【千葉県四街道市】ゴミ屋敷化したマンション2LDKから退去・引っ越しするために片付けた見積もり・作業費用
- ゴミ屋敷清掃
- 配送サービス
引っ越し先に持っていく荷物すら取り出せない状態だったため、2回に分けて進めた事例です。まず必要品を取り出せる状態にしてから、2回目で本格撤去を進めています。
【東京都板橋区】ゴミ屋敷化したアパート3DKから引っ越し・退去するために片付けた見積もり・作業費用
- ゴミ屋敷清掃
- 必要品の探索
- 簡易クリーニング
3日後には退去しないといけないという、かなり期限の迫った案件です。量が多くても、段取りを決めて集中的に進めれば退去に間に合わせられるケースがあります。
【栃木県真岡市荒町】ゴミ屋敷化した賃貸一軒家3DKから退去・引っ越しするために片付けた見積もり・作業費用
- ゴミ屋敷清掃(引っ越し・退去時)
- 残置物撤去
安い業者に依頼したものの連絡が付かなくなり、再度相談を受けた案件です。退去時は極端に安い金額だけで判断すると、結果的に損をすることがあります。
【東京都大田区仲六郷】介護施設に入るため賃貸一軒家3DK+レンタルコンテナの残置物を片付けた見積もり・作業費用
- 物屋敷清掃
- 配送サービス
施設入居にともない、賃貸を解約するために片付けた大規模案件です。本人が片付けを拒否して進まないケースでも、現地で話をしながら進めることで解決できることがあります。
よくある質問(FAQ)
- Q. 賃貸退去時の残置物撤去費用はどれくらいかかりますか?
- A. 目安は1m³あたり約1.3万円(税込)です。1K・1DKなら4万〜12万円前後、2DK〜3LDKなら12万〜35万円前後が中心ですが、ゴミ屋敷化や配送・清掃が入ると大きく上がることがあります。
- Q. 「1m³7,000円〜」の広告は本当ですか?
- A. 条件付きのケースはありますが、一般的な退去案件ではその単価だけで収まることは少ないです。現在は中間処理場の処分費用も上がっており、処分費・人件費・搬出・車両費まで含めるとズレやすくなります。
- Q. 自分で片付けるか、業者に頼むかの目安はありますか?
- A. 1R〜1Kで物量が少なく、退去日まで余裕があるなら自力でも対応しやすいです。2DK以上、階段搬出、大型家具が多い、退去期限が迫っている場合は、業者相談の方が安全です。
- Q. 引っ越しと残置物撤去を一緒に頼めますか?
- A. 対応できる業者なら可能です。新居へ持っていく物と処分する物を同時に分けられるため、退去案件では手間がかなり減ることがあります。
- Q. ゴミ屋敷だとどれくらい高くなりますか?
- A. ワンルームでも30万円台〜40万円台まで上がることがあります。物量だけでなく、仕分け時間、清掃、臭い対策、搬出条件が重なるためです。
まとめ|退去時の残置物撤去費用は「物量」と「期限」で決まる
賃貸退去時の残置物撤去費用は、単純に何LDKかだけで決まるわけではありません。実際には、どれだけの荷物が残っているか、ゴミ屋敷化していないか、階数や搬出導線、退去期限までの余裕で大きく変わります。
- 1K・1DKは4万〜12万円前後が中心
- 2DK・2LDKは13万〜32万円前後が目安
- 3DK・3LDKは20万〜35万円前後が中心
- ゴミ屋敷・配送・清掃込みではさらに高くなることがある
そのため、退去案件では「安い広告の金額」だけを見るのではなく、自分の部屋は何m³くらいありそうか、何が高くなる要因かまで見ておくことが大切です。特に、退去日や鍵返却日が決まっている場合は、早めに全体像をつかんでおくと失敗しにくくなります。
まずは写真を送るだけでOK|退去・引っ越し時の無料見積もり
ドクターエコでは、賃貸退去時の残置物撤去費用を、スマホ写真だけでも概算できます。「この部屋だとだいたいいくらかかるのか」「退去日までに間に合うのか分からない」という段階でも問題ありません。
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特に、退去日が迫っている部屋、ゴミ屋敷に近い部屋、引っ越しと同時に進めたいケースでは、最初に全体像をつかんでおくと段取りがかなり楽になります。












































































































