賃貸マンション・アパートの残置物を自分で撤去する前に知ってると便利な3つのステップ

賃貸の残置物を自分で 残置物撤去・処分
残置物撤去・処分

 

この記事は、新しい物件に引っ越したものの、前の人が置いていった「他人の残置物」があって困っている、という方に書いています。

もし、あなたが自分の残置物に困っているのであれば以下の記事がおすすめです。

残置物のトラブル回避!引っ越し・退去時にスムーズに不用品を片付ける5つのステップ | ドクターエコ
住んでいた賃貸から出ていく時は「原状回復義務」が生じるので、借りた時の状態にして返さないといけません。 (原状回復義務とは、借りた時の状態に戻すことです。簡単に言えば、借りたモノは返して、私物はキチンと撤去してね!ってこ…

 

家具・家電付きの新しい物件に住みだしたのはいいけれど、気が付いたら冷蔵庫はよく冷えない…エアコンもほぼ冷えない…

オーナーに修理を頼んだら、

「それは(前に住んでいた人が置いていったものだから)家賃に含まれておらず、使いたいのであれば自分で修理するか、新しく買い換えて使ってくれ…」

なんてことが、たまにあったりします。

そう、これが残置物付きの物件のデメリット(物件の契約による)です。

そんな場合、どうしたらいいのでしょうか?

 

賃貸マンション・アパートの残置物を勝手に処分してはいけない?

残置物がオーナーの所有物になっていたら、勝手に家財、設備を捨てることになってしまいます。

でも賃貸契約時に「残置物の処理を入居人にまかせる」という特約が組まれている場合があるので、管理会社に連絡したり、契約状況をチェックすることがまずは重要です。

また、そもそも残置物ってなに?なんとなく分かるけど…という方は、以下のこの記事を読んで残置物についておさらいをしておきましょう。

残置物とは?不動産売却(買取)・賃貸・退去・解体4ケースの撤去処分費用相場と注意点
残置物撤去の基礎知識を専門家が徹底解説。残置物と残地物、残留物の違いや法律、費用相場、失敗しないための注意点、トラブル事例までわかりやすく紹介。安心して片付けたい方必見です。

 

ステップ1:まずはオーナーに確認を。

1番最初にやっておかないといけないのがオーナーに捨てて大丈夫か?の確認です。

古くても、たとえ壊れていたとしても、捨ててしまうと相手の財産を勝手に捨ててしまったということで賠償しなければいけなくなります。

中にはオーナーが把握していない、前に住んでいた人の照明やガスコンロが置いてあることもしばしばあるので注意が必要です。

元々あった物なのに、勝手に自分の物だと思われて、引っ越しする際に、粗大ごみを置いていかれた…となるとトラブルの原因になってしまいます。

残置物撤去費用は誰が支払う?|賃貸・相続・売却ごとの費用負担と民法改正のポイント
「実家の親が亡くなり、家財道具がそのまま残っている」「賃貸物件で入居者が夜逃げをして、荷物が放置されている」 ……。こうした「残置物(ざんちぶつ)」の処分費用は、一体誰が負担すべきなのでしょうか?これまでは「とりあえずそのままにしておく」と...

 

ステップ2:処分する方法を検討する

撤去する方法 メリット デメリット
行政のサービス 安い 自分で撤去・持ち運ぶ必要がある。

決められた日程まで待つ必要がある。

細かい規定があることも。

不用品回収 撤去してもらえる だいたい無料じゃない。
インターネットで欲しい人を募集 安い。

買ってくれる人が出てくる可能性も。

ドタキャンされる心配も。

いつになっても撤去できない可能性も

↑例えば、このように処分する方法はいくつもあるので、その中から自分に合ったものを検討する必要があります。

メリット・デメリットをしっかり把握しておきましょう。

あらかじめ伝えておくと、オーナーが負担するという取り決めがあれば、ドクターエコのような業者に依頼するのが現実的です。

なぜならば、自治体で行われている粗大ごみ回収は、撤去作業や運搬作業を自分でやらないといけない場合が多く、大きなエアコンや冷蔵庫などの場合、自分で行うのは現実的ではない場合が多いからです。

 

ステップ3:処分する

処分しましょう。

いつまでも検討しているだけで、時間だけが過ぎてしまい、いざという時に撤去できないなんてこともあります。

例えばエアコンの買い換えは3〜4月、7~8月に集中し、予約待ちとなったり料金が割高になったりすることもあるからです。

他にも、法律が変わってリサイクル料が値上がりすることも考えられます。

撤去や買い替えることが決まっているのであれば、予定を決めて処分することをオススメします。

誰が払う?壊れた残置物のエアコンを損せず処分する方法。所有権放棄特約でオーナーに処分費用を請求も
新しく借りた部屋に、古くてほとんど冷えないエアコンが...「修理してほしい」と、オーナーに相談したらオーナーはエアコンの存在をそもそも知らず...話しを進めると、なんとそのエアコンは前の借り主の残置物(勝手に置いていったモノ)であることが判...
残置物の撤去と処分、廃棄はナニが違う?片付け業者に依頼する時、最低限確認して欲しいたった1つのこと
格安業者のセールス文句としてよくあるのが無料で回収します!無料で撤去します!処分費用は無料です!という無料を入り口にした営業です。(ドクターエコも無料見積りを提供していますが、これらの無料とは少し内容が異なります。)無料なのにどうやって利益...

 

残置物を格安で処理する方法3つ

家電や家具、大きな家財であれば、処分するのに大抵費用がかかります。(無料回収という言葉には、裏があるので気をつけてください。)

自治体の無料回収を利用する。

上記でも述べましたが、費用を抑えるためにも、自治体が行っている無料回収はとても効果的です。

それでもやっぱり取り外しや運搬を自分でしないといけなかったり、決められた日にちや場所に持っていく必要があるというデメリットもあるので注意が必要です。

 

粗大ゴミとして回収してもらう

自治体のルールにしたがって粗大ゴミとして回収してもらうことで費用を抑えて回収してもらうことができます。

それでも1つあたり300~5000円の費用がかかる場合があるので、予め自治体に確認を取っておきましょう。

また粗大ゴミとして出す場合も決められた場所、日時に出す必要があるので、緊急の場合はむきません。

 

インターネットを使って無料回収してもらう

インターネットで有名な掲示板「ジモティ」では、自分が要らないと思っている物を書き込むと、欲しい人が取りに来て回収してくれます。

ただし、他人と面会したり、家に入ってもらわないといけないこともあるので、そのことを理解しておく必要があります。

他にもメルカリやヤフーオークションなどのサービスがありますが、これも同様に、買ってくれる人が現れなければ処分することができません。

 

残置物を自分で処分するときの注意点3つ

大損をしないためにも、この3つはぜひ知っておいてください。

まずは”捨ててい物”なのかを確認する

重要なことなので、何回もお伝えしますが「捨てていいかオーナーに確認すること」を忘れないでください。

古くても、壊れていても勝手に処分してしまって、あとで賠償、弁償しないといけないなんてことはよくあります。

 

無料の不用品回収には要注意!

無料という言葉は入り口で、高額のトラックへの積み込み料を請求されたり、高価なものを無料で回収されてしまったりすることもあるので要注意です。

回収というのはあくまで1つのサービスで、そのほかに撤去や運搬でサービス料をとるケースがあるので気を付けてください。

2022年6月には消費者庁が直接、高額な料金を請求される相談が多発していると、注意喚起をしています。

以下の記事で予め片付け費用の相場を知っておくいいでしょう。

悪徳業者に騙されない!残置物撤去・不用品回収の費用相場を5つの指標から見積もりする方法
はっきり申し上げますと、現場を見ない限り正確な見積もりを出せないというのが、片付け業者の本音です。しかし、それでも、いくらくらいなのか?検討はつけときたい、というのがお客様の本音ですよね。問い合わせをしたら、高額な料金をふっかけられて嫌な思...
無料で残置物回収します!大変な高齢生活保護受給者の引っ越しをドクターエコに相談すると...
2025年現在、生活保護受給者の引っ越しや部屋の残置物撤去には「福祉課の扶助制度」+「リユース・買取」を組み合わせることで、自己負担0円で解決できるケースがあります。特に高齢の方や身寄りのない方の転居支援では、家財道具の片づけ・残置物処分・...
賃貸アパート・マンションの残置物撤去費用はいくら?相場と17事例の見積もりを専門業者が解説
「このまま退去日を迎えたら、残置物の片付けにいくらかかるんだろう…」賃貸アパートやマンションでは、退去や売却の前に部屋を空にしなければなりませんが、冷蔵庫やベッド、本棚、衣類、段ボールがそのまま残っていると、片付け費用のイメージがつきにくい...

撤去時に部屋を傷つけないようにする!

壁に穴を開けてしまい、修理することが必要になってしまったら、さらに費用がかかってしまいます。

自力でやる場合は、それなりのリスクも覚悟しておかなければなりません。

これを知って「ちょっと不安だなぁ、」と感じた方は、ドクターエコのようなプロの業者にお願いすれば、弁償するリスクを回避できます。

 

残置物を処理してスッキリ!

壊れたエアコンや冷蔵庫は本当にあるだけ邪魔ですよね!

自分の物ではないのに、処分しないといけないのことに、理不尽に思うかもしれませんが、毎日住む部屋ですから、早く処分すればするだけ、その後の暮らしが快適になります。

 

残置物撤去のおすすめ業者は?失敗しない選び方と悪徳回避の7ポイント
「残置物撤去を頼みたいけど、どの業者が安全なの?」「悪徳業者を避けるには何を見ればいい?」──。結論から言うと、残置物撤去は不用品回収より悪徳業者が入り込みやすい分野です。理由は簡単で、物量も金額も大きく、さらに“勝手に捨ててはいけない物”...

この記事の監修者

ドクターエコ ロゴ

運営会社:ドクターエコ(有限会社 黒﨑商会)

作業実績:安心の1万6000件以上。見積もり・作業ともに定評があります。
詳しくは口コミをご覧ください

会社情報はこちら