
久々に実家に帰ったら家が物置化していてうんざりした…

不用品だらけの実家を片付けることになったけど…

親が1人で住んでいるのだけど、行ったら大量の通販の品々が転がっていて…
とショックを受けたり、途方に暮れてしまったご家族から相談をいただくことがよくあります。
ドクターエコではその都度、解決策を提案しますが、その前に実家に大量の不用品があることの危険性も含めて知っていただきたいと思います。
そもそも物屋敷ってどういう状態?という方は以下の記事から確認できます↓

実家が物だらけの『物屋敷』、ナニが問題?
自然発火って意外と簡単に起きてしまうんです。
下の動画のようにステンレスのボールに強い太陽光があたり、たまたま反射した先に黒い紙があれば、簡単に焦げてしまいます↓
オール電化で火事の心配はないとしても、実は火事の原因は石油ストーブよりも電気ストーブの方が4倍も高いんです。
理由は電気ストーブの近くに洗濯物やカーテン、紙などの燃えやすいゴミがあり発火するようで、物屋敷になっているなかで電気ストーブを使うのは危険なことがわかります。
石油も40度を超えると発火するリスクが急激に上がりますし、ライターも直射日光などが重なり70度以上になると爆発する危険性があります。
火事になってしまい実家が燃えることですら大変なのに、近所の家を巻き込み最悪、死人が出るケースも考えられます。

負債となって子供に相続される可能性も
もちろん火事だけではありません。
物屋敷を業者に依頼して片付けるとなると、10万円以上の費用がかかることになります。
実家を処分する際や相続することになった場合に、この費用を残された家族が負担することになる、ということです。
処分費用を誰が負担するかも話をしないといけなくなるので、処分することがさらに大変になります↓

もちろん10万で片付けられたらいいですが、100万円を超えるケースもあるので、子供に問題を残す前に片付けた方がいいでしょう。
物屋敷の片付け実績と見積り費用も公開しているので、現実的に考えるためにも見ておくことをオススメします↓

根本的な物屋敷の問題は…
物屋敷やゴミ屋敷という現場に入る関係者からすると、やはり「高齢者の一人暮らし」が問題であるように感じます。
ドクターエコでも高齢者の物屋敷を片付けるケースは増えてきている実感がありますが、実際に高齢者(65歳以上)の一人暮らしは30年で4倍に増えています。
高齢者の一人暮らしは、認知症の進行を促進させると言われていたり、生活力が低下することなどがよく問題として取り上げられていますが、まさにその通りなのではないでしょうか。
細かい作業が苦手になることでゴミの仕分けができなくなり、捨てることさえできなくなりゴミ屋敷化してしまったり、私物に対する執着心が強くなり捨てられなくなっているご家庭からの相談も多いです。
物屋敷は今後、ますます増えていくでしょう。
そして高齢者の一人暮らしは、これからますます増えていく、という予測が内閣府でも立てられています。
↑これは内閣府が公開している65歳以上の一人暮らしの割合を表した図です。
2020年には671.7万世帯だったのが2040年には896.3万世帯まで増えるので1.3倍になる可能性があります。
もし、すでに物屋敷化してしまっているのであれば、今後はゴミ屋敷化することも目に見えていますので、できるだけ早く対応することが重要だと思います。
物屋敷にしないためにするべきたった1つのこと。
定期的な片付けをすることです。
少しの量であれば片付けることが苦になりませんし、捨てることに慣れていれば、いざまとまった量を捨てるという時でも受け入れられやすいと実感しています。
一方で、もうすでに物屋敷になってしまっている場合は、これからゴミ屋敷化するリスクもあるので、できるだけ早く片付けることが大切です。
ドクターエコでは、頑なに断っていた家族から捨てる許可を得ることができた実績も多数あります↓

親にムリなく伝えて進める:実家の片付け3ステップ

① 下準備:目的をそろえ、安心できるルールを作る
いきなり「捨てよう」と言うとモメやすいです。まずは家族内で目的を決めます(安全のため、健康、来客、売却などの理由を明確にする)。
写真は「全体→部屋→収納→通路」の順で取り、心配な所をメモします。勝手に捨てないために“保留箱”と“探し物リスト”を作りましょう。
- 目的例:転ばない通路を作る/台所を使えるようにする
- 探し物リスト:通帳・印鑑・思い出の品など
- ルール:勝手に捨てない/保留箱で後日もう一度確認
② 伝え方:ことばをえらび、小さく始める
「汚い」「捨てて」はNGです。気持ちに寄りそい、「安全のために一緒に」「思い出は残すよ」と伝えます。
まずは時間も場所も小さく片付け始めるのがコツ。玄関や通路を15〜30分だけ試すと成功しやすいです。必要なら第三者(ケアマネ・管理会社・専門業者)に同席してもらいます。
- OK例:「今日は通路だけ整えよう」「思い出は保留にしよう」
- NG例:「普通はこうしない?」「全部捨てよう」
- 同席で安心:第三者が入ると感情のぶつかりが減ります
③ 実行:当日の段取りと記録でトラブルを防ぐ
作業日・人数・車の台数、鍵の受け渡し(立会い不要も可)、通路の養生やエレベーター予約を決めます。家電4品目やPC、スプレー缶・薬品などは別ルート。作業前後の写真と明細で記録を残し、追加費用の条件も先に合わせておきます。
- 遠方OK:鍵を預けて写真報告で進められます
- 別ルート品:家電4品目/PC(データ消去)/消火器・ボンベ・塗料など
- 明細と写真:誤廃棄を防ぐために、残したいモノはリスト化し業者にわたす。
実家の物屋敷を片付ける方法2つ
物屋敷を片付ける方法は
- 自分で片付ける。
- 業者に片付けてもらう。
の2択から選べます。
自分でやる場合でも最低限5万円はかかることも知っておくと、「こんなんだったら業者に依頼した方が良かった。」と思うかもしれません。
いずれにせよ片付ける流れがわかるので詳しくは、こちらの記事を読んでおいてください↓

業者にお願いする場合は、相場を知ってからがいいと思うので、先に下の記事を目に通しておくといいでしょう↓

物屋敷を片付ける注意点2つ
それからもちろん片付ける注意点もあります。
片付ける許可をもらう。
親のものであっても勝手に捨ててしまうと、器物損壊罪という刑法に触れ「3年以下の懲役、または30万円以下の罰金」を科されたり、民事裁判に発展したりするケースがあるからです。
不用品を安全に片付けるには、親からの同意をもらうことが重要です。
1つ1つ確認して貴重品はしっかり回収する。
高額な価値がある品物や再発行できない重要な書類が物屋敷には含まれているケースがあるので、全部捨てて大損することもあります。
ドクターエコの経験でもタンス裏に10万円以上の大金が隠れていたり、800万円の価値がある金塊がでてきたケースもあります。
大金を失わないためにも、物屋敷の中は必ず1つ1つ確認することが重要です。


親の説得に関するよくある質問
- Q. 親が片付けを強く拒否します。最初の切り出し方は?
- A. 否定から入らず「安全を確保したい」「お宝を守りたい」など前向きな目的を提示し、片付け範囲を玄関・通路・水回りの“生活動線”に限定して提案します。時間は短めに区切り、まずは15~30分の小さな成功体験から始めるのが効果的です。
- Q. どんな言い方や言葉が逆効果になりますか?
- A. 「汚い」「捨てて」「普通は」といった否定・比較・命令は反発を招きます。代わりに「一緒に安全に」「思い出は保留箱で守る」「今日は通路だけ」など、選択肢と範囲を示す言い回しが有効です。
- Q. 勝手に捨ててもいいですか?
- A. 原則NGです。所有者の同意が必要で、勝手に処分すると後々のトラブルや法的問題に発展することがあります。写真で現状を記録し、同意書や委任状を取り交わしてから進めましょう。
- Q. 遠方に住んでいて立会いが難しいのですが?
- A. 鍵の預かりで立会い不要の運用が可能です。着手前/後の写真報告と明細提示、捜索希望品(通帳・印鑑・思い出品)のリスト共有で透明性を担保できます。オンライン面談での事前合意も有効です。
- Q. 親が「捨てたくない」物が多いときの進め方は?
- A. “保留箱”(レンタルコンテナ、貸倉庫など)を設定し、一定期間は処分しない前提で安心してもらいます。重複品・期限切れ・壊れ物から先に手を付け、思い出品は最終盤に回すと合意が得やすくなります。
- Q. 業者に頼むメリットは?積み放題は使うべき?
- A. 分解・養生・台車動線の確保など短時間で安全に進められる点です。ドクターエコは積み放題プランは採用せず、体積・重量ベースで明朗計算し、買取・無料回収で費用を相殺します。対象外品(危険物・家電4品目・PC等)は別ルートで対応可能です。
- Q. 片付け中の紛失・誤廃棄が心配です。
- A. 作業前に「探し物リスト」を共有し、保留箱や思い出箱を設けます。箱の中身が分かるよう写真を残し、完了後は写真と明細で報告を受ける運用にすれば、誤廃棄リスクを下げられます。
- Q. 費用はどのくらい?支払いを抑える方法はありますか?
- A. 物量・搬出条件で変動します。大物の分解や動線確保で作業時間を短縮し、工具・金属・アウトドア用品・骨董等は買取/無料回収を活用して費用を相殺するのが有効です。写真見積りで「含む/含まない」「追加条件」を事前合意しましょう。
【まとめ】実家にある大量の不用品は…
実家の片付けで1番苦労するのは、おそらく「捨てる許可を得ること」だと思います。
ご家族に片付ける意志があっても、住んでいる親御さんが嫌がれば片付けることができません。
もちろん、火事になったり、負債として遺産相続をされるよりも、片付けてもらったほうが楽でもあると思います。
なにより、やっぱり物屋敷を抱えての生活はストレスですし、最低限の生活ができなくなるケースもあります。
物屋敷を片付けたいけど片付けられない…とお悩みでしたら、ぜひドクターエコに相談ください。
1番いい解決方法を提供いたします。