2トントラック積み放題はどれくらい詰める?割高になる理由と知らないと損する注意点

不用品回収_2トントラック_どのくらい積める 不用品回収
不用品回収

「不用品をすべて回収してもらえたらいいな〜。2トントラックなら2000kgも積めるのだから全部積めるはずだ…」と思って、いざ使ってみたら

中 6

全然回収してもらえなかった…

中 10

一番回収して欲しかったものだけ断られた…

高 21

なんだかんだ追加料金で、想定した3倍の金額がかかってしまった。

などの問題を抱えることがあるので注意が必要です。

 

そもそもですが、2トントラックと言っても3㎥しか積めないトラックから13㎥積めるトラックまであることをご存知ですか?

「3㎥というと大きな冷蔵庫約2台分。冷蔵庫2台を処分して3万3000円は妥当なのか…」とついつい考えてしまいますよね。

 

その他にも積み放題の落とし穴や注意点、それから積み放題じゃない場合との比較についてもこの記事で紹介しているので、積み放題プランを考えている方は、最後まで読んでおくと失敗するリスクを減らせるでしょう。

 

ちなみに2トントラックの違いについてはこの記事で確認できます↓

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よくある2トントラック積み放題の失敗パターン5つ

残置物撤去 2トントラック 積載量 コンパネ

定額で積み放題だと思っていたのに、ほとんど積んでもらえなかったんです。(もしくは追加料金がかかった。)という相談をドクターエコではよくいただきます。

 

思ったよりも積めない。

おそらく1番多いのはこの問題でしょう。

「まだ積めるな…」と思っていても、「これ以上は積めないんですよ…」って言われたら、なんで?と思ってしまいますよね。

事前に積み放題のルールが書かれていたにもかかわらず、見落としてしまっていたり、トラックが大きいから一杯まで積めると思っても、実際は「5㎥まで積み放題です。」ということはよくあります。

さらに後でも詳しく書きますが、2、3万円の低価格の積み放題によく使われているトラックは、おそらく3〜5畳(3〜5㎥)くらいです。

ドクターエコで使っているアルミバンロングの2トントラックは13畳分(13㎥)積める2トントラックもあります。

2トントラックにも種類があることを知っておきましょう。

不用品回収 2トントラック どのくらい積める
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回収してもらえないモノが大量にあった。

これは本当によくある落とし穴ですので注意が必要です。

トラック積み放題、詰め放題をうたっておきながら、

  • リユースできるモノのみ
  • 壊れたモノは不可
  • レンガやコンクリートは回収してもらえない。
  • 古い家電や家具は回収してもらえない。

などの条件があったりする業者はたくさんあります。

ナニを回収してもらえて、ナニが追加料金がかかるのか、必ず事前に確認しておきましょう。

 

積み込みは自分でやらないといけないかも?

積み放題は作業員の労働も含まれている場合が一般的ですが、格安の場合は作業員が2名しかいなかったり、最悪の場合、自分でトラックに積むことになるかもしれません。

さらにタンスや衣装ケースに洋服が入っていたり、ダンボールに大量の不要品がごちゃ混ぜになって入っていたりすると、仕分け作業と梱包作業が発生します。

 

解体はしてもらえないかも?

「家具を解体すれば、もっと多くの不用品が積めるだろう。」と思っていても解体作業はしてもらえないかもしれません。

積み放題プランで解体してしまうと、想定以上の量のモノが積めてしまうのに加え、解体という手間が掛かるからです(もしくは追加料金が発生するでしょう。)

ドクターエコのように現場の状況に合わせて見積りをする場合は、トラックにできるだけ多くの荷物を積めるように解体するのが一般的です。

ベッドや大きな家具など、解体することで1/3以下の大きさにすることができますし、大きすぎて搬出できない家具も全て回収できます。

 

追加料金の発生…

「安いからお願いしたのに、手間と追加料金がかかって精神的にも疲弊した…」とならないように追加料金がかからないことをハッキリしておくことが重要です。

「3万円ですむと思っていたら、トラックがもう1台必要で6万円がかかった。」

「壊れているからとの理由で回収してもらえなかった。」

「2階にあるものは追加料金がかかることを後から知らされた。」

「エアコンの撤去料金、リサイクル料金については聞かされておらず、終わってから請求された。」

なんていうことにも注意する必要があります↓

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いずれにせよ、しっかり見積りをとったり、しっかり作業範囲を確認する必要があります。

 

安い積み放題業者に依頼する前にチェックしておき5つの注意点

2トントラック_積み放題_注意点_デメリット

料金が安いことに越したことはないですよね。

でも破格値のように安い業者は、やっぱり危険です。そんな時は最低限、次の5つを確認しておきましょう。

 

全部処分してもらえる?

ドクターエコに多くくる相談の1つが、「他の業者にお願いしたけど、全部を片付けてもらなかったので、残りを撤去、処分して欲しいです。」という依頼です。

よくあるのが「くらしのマーケット」で、壊れている不用品や植木鉢や土は回収できないと知らずに、申し込んでしまった方々です。

積み放題プランにも処分してもらえないモノがあるかもしれないので注意が必要です。

 

2トントラックのサイズは大きい?

例えば、2トントラックと一言で言っても3㎥しか積めない2トントラックから13㎥積める2トントラックまであることを知っていますか?

実際に使う業者のトラックのサイズはあらかじめ知っておく必要があります。

「3万3000円程度で積み放題」というのを業界の相場で考えた場合、おそらく1番小さい3㎥しか積めない2トントラックとなるでしょう。

よくわからない場合は、この記事を読んでおきましょう。

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ぜんぶの費用が料金に含まれている?

「トラックに積み放題というものの、運んで積む作業は自分でやらないといけない」なんていう場合もあります。

仕分け、撤去、運搬、処分もパッケージに含まれているかを確認しましょう。

ドクターエコはすべてコミコミの料金で追加料金は発生しませんが、業者によっては「撤去作業は無料」でも運搬、処分にはお金がかかることを最初に伝えないで、終わってから追加料金を請求してくる悪徳業者もいるので気をつけましょう。

 

不法投棄されないことを確認。

「不法投棄しませんよね?」なんて野暮な質問はできませんよね。

じゃあどうするかというと、きちんと中間処理場で処分されるための証明となる廃棄物管理票(マニフェスト)を渡してもらえるか確認しましょう。

さり気なく聞くためには、「マニフェストはもらえますか?」と質問するのがベストです。

廃棄物管理票(マニフェスト)は中間処理場で処分する時に交付されるので、後日受け渡ししてもらえます。

 

見積り金額で片付くことを確認。

「トラック1台で片付くと思っていたら、結果的に2台分必要だった。さらに1日で終わらなかった。」なんてことにもなりかねません。

ですので積み放題であっても最初にきちんと見積りをとって、トラック何台分の費用がかかるか見積りを出してもらって確認しておきましょう。

「片付けてみないとわからない。」なんていう業者は見積りも取れない業者なのでプロとして失格です。

 

そもそも積み放題プランは「少量用」で割高!?

割高料金

「積み放題」という言葉が大量に捨てられるという錯覚をさせてしまいますが、そもそも積み放題プランは少量用向けのサービスです。

基本的に3〜5㎥というのが格安2トントラック積み放題における相場です。

一人暮らしで冷蔵庫とタンス、ベッドと収納ケース1つとかであれば、お手軽でちょうどいいかもしれません。

しかし、3LDKのマンションや5LDKの一軒家の不用品をまるごと回収したい場合は、積み放題プランで何台もトラックを使うことになると、割高になってしまいます。

 

なぜ積み放題プランが割高?3つの理由

2トントラック_積み放題_割高

不用品回収業者の立場になって考えてみるとわかりやすいと思いますが、固定費を回収できないほど少量では赤字になってしまいます。

 

少量だから人件費が割高になる。

片付け業界では1人で仕分け、撤去運搬をふくめた作業をすると1日で片付けられる量は5㎥ほどです。(ドクターエコはプロ集団なので7㎥を片付けられます。)

つまり3〜5㎥の片付けは1人で片付けないと利益になりません。

3〜5㎥しかないのに、2名いないと片付けられない現場に入ってしまうと赤字になってしまいます。

赤字にならないためには作業費用を上げる必要があるので割高になってしまいます。

 

トラックの台数で金額が決まってしまうから

不用品を回収する時に、きっちり1台に収まるということはめったにありません。

大抵の場合は1台と0.5台分、とか3台と0.3台分のように切りが悪くなります。

そうした場合0.5台分でも0.3台分でも1台とカウントされてしまうので高く付きます。

ドクターエコのように不用品の量や種類で見積りを取る場合、半分であればトラック0.5台分の料金で抑えられるのでお得です。

 

積まれ過ぎて赤字にされると困るから

積み込まれた不用品はリサイクルされたり、有価物を取り除かれたりして利益を出すこともできますが、大量のゴミが発生することには変わりありません。

そのゴミは産業廃棄物として中間処分場で処分され、その時に処分費用を払わないといけなくなります。

ですので予定していたより多くの不用品が積まれては赤字になってしまいます。

だから、解体してできるだけ積もうとしたり、解体するにしても解体料が発生することになります。

トラック積み放題といっても「これ以上は積めません。」ということが起きるのも積めば積むほど収益が下がってしまうからなんです。

 

知っておくとお得な計算方法【1㎥≒1万円】

1立法あたりの不要品回収金額 1

積み放題じゃなくても、仕分け、解体、撤去、運搬作業などの基本作業が全部含まれていて1㎥あたり1万円で片付けられることを知っておきましょう。

もちろん、そこに特殊な不用品(リサイクル料金がかかったり、無料で回収できたり)であれば、2〜3000円ほど前後することもあるでしょう。

逆に設定金額が1㎥あたり5000円などと破格値になっている業者は、なにかしらの追加料金がかかってくることを考えるのが妥当です。

どのくらいの費用がかかるのか事前に知るためにはこちらの記事を読んでおくといいでしょう。

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【まとめ】積み放題プランは基本的に少量・割高

ここまで説明してきたように「積み放題プランだと、何台で片付けられるだろう?」という計算をすると割高になってしまいます。

少量であり、確実に1台で片付けられるのであれば積み放題プランを使うのも手です。

しかし、2台以上になることが確定しているのであれば積み放題プランよりも物件ごとに見積りをとってくれる業者の方が絶対的にお得です。

「追加料金がかかるかも…」となって精神的に疲弊したり、「それ以上の金額は払えないので、あとは自分で片付けます。」と問題を解決できないままになってしまわないように、各業者が提供している無料見積りを利用することをおすすめします。