「風呂にも入らず、きったねーなー!」
という言葉は昔から言われていますし、事実ではあるかもしれません。
夏の満員電車やライブの会場でどこからともなく汗のスエた、というよりも生ゴミのような匂いが漂うのも事実です。
最近では風呂に入らない(入れない)人たちのことを風呂キャンセル界隈と呼ばれるようになり注目を浴びています。
今回は、この「風呂キャンセル界隈」の生活を垣間見ているゴミ屋敷片付け業者のドクターエコが、その実状と理解を少し綴っていきたいと思います。
ゴミ屋敷・汚部屋でおなじみのこの光景
これは浴室、ユニットバスにゴミが山になるほど積まれた状況です。
これではお風呂に入ることはできませんし、なんならトイレを使うこともできないかもしれません。
この画像を見て、「ダラシない」と思った方もいるかもしれませんが、風呂に入れる状況ではないこともわかると思います。
なぜ、風呂が使えない状況に?
理由はいろいろありますが、「風呂キャンセル界隈」の話に戻すと、風呂だけではなく私生活がままらならい状況であることがわかります。
例えば、仕事が忙しくて家に帰ってもコンビニで買ってきたご飯を食べて寝るだけの時間しかなかったり(ゴミ出しする余裕も時間もない)、または精神的に弱ってしまい正常な考えや行動がとれなかったり。
風呂キャンセル界隈の人の多くが、「ベッド(布団)から出るのがまず大変(立ち上がることができない)」、と言っていることからも重度の精神的な疲労をかかえていることが分かります。
実際に寝室に行くことができず、リビングでかろうじて生活していたんだろうなと見られるゴミ屋敷は数多くあります。
ちなみにうつ病の定義ですが、
一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスなどを背景に、脳がうまく働かなくなっている状態です。また、うつ病になると、ものの見方や考え方が否定的になります。
うつ病|こころの情報サイト(国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所)
というように、うつ病になると脳が正常に機能しなくなってしまうんです。
脳は体の司令塔ですから、思うように体が動かなくなったり、異常行動が出てきてしまうのも無理ありません。
精神的・メンタルが崩れてしまいゴミ屋敷になって困っているかたはコチラ↓
ゴミ屋敷での生活状況…
ゴミ屋敷にもいろいろなパターンがありますが、
- コンビニ弁当で買ったゴミが山積みになっていたり、
- トイレットペーパーやティッシュなどが大量に買い置きされていたり、
- アルコールの缶が大量に転がっていたり、
する場合は、なにかしらの精神疾患があって大変だったんだろうなと感じることがよくあります。
ですので「風呂キャンセル界隈」だからダラシないというよりも、お風呂に入れないほどの精神的苦痛で苦しんでいるのかもしれない、と解釈することもできるのです。
親戚が「風呂キャンセル界隈かも?」と思ったら、
もしかしたら、生活している部屋や家がゴミ屋敷になっているかもしれません。
もし精神的に疲弊しているようであれば、他人のサポートがないとなかなかゴミ屋敷から抜け出すことは難しいです。
ゴミ屋敷の住人となってしまっている方は、セルフネグレクト状態であり、助けようと思っても拒まれてしまうことがしばしばあります。
ですので、自治体の援助やドクターエコのようなゴミ屋敷片付け業者の無料相談をご活用ください。
自治体の場合、実際に片付けるまでに数ヶ月の時間がかかることもありますが、ドクターエコであれば最短即日で対応できます。