残置物撤去のおすすめ業者は?失敗しない選び方と悪徳回避の7ポイント

残置物撤去
残置物撤去

「残置物撤去を頼みたいけど、どの業者が安全なの?」「悪徳業者を避けるには何を見ればいい?」──。

結論から言うと、残置物撤去は不用品回収より悪徳業者が入り込みやすい分野です。理由は簡単で、物量も金額も大きく、さらに“勝手に捨ててはいけない物” が混ざる法律領域だから。

実際にドクターエコにも、

  • 見積りより高額を請求された
  • 「今日中なら安くします」と急かされ契約してしまった
  • 施工後に追加料金が倍以上ついた
  • 無許可業者に依頼してトラブルになった

などの相談が寄せられます。

そこでこの記事では、現場で何千件も残置物撤去を対応してきた専門業者の立場から、“悪徳業者を一瞬で見抜く方法” と “優良業者の選び方7つ”を、具体例とともにわかりやすくまとめました。

※不用品回収とは法律も料金体系もまったく別物です。残置物撤去に特化した内容なので、他の記事とは重複しません。

残置物撤去の悪徳業者に共通する特徴10選(依頼前に必ずチェック)

まずは少しでも当てはまったら要注意の悪徳ポイント。
残置物撤去ならではの「危険なサイン」をまとめました。

① 写真だけで“断定価格”を提示してくる

残置物撤去は物量・可燃不燃の比率・階層・搬出動線など、写真では絶対に判断できません。写真だけで金額を断定する業者は、現場で追加料金をのせる前提です。

② 現地調査なしで契約を迫る

「今なら安くします」「本日契約で割引」のような即決誘導は典型的な悪徳。現地調査なしの残置物撤去は不可能です。

③ 必要な許可や契約の説明を避ける

残置物撤去は無許可業者が最も多い分野。許可の提示を求めて曖昧な回答なら、その時点でNGです。

④ 車両が軽トラ・平ボディしかない

不動産案件(賃貸退去・売却・相続)では、軽トラだけでは絶対に対応できません。アルミバンや2t箱車を持たない業者は要注意です。

⑤ “残す物” と “捨ててはいけない物” の判断ができない

残置物撤去は不用品回収と違い、勝手に捨てられない物が混ざる特殊な業務です。判断ミス=トラブルの元。

⑥ 料金の根拠(m³計算)が曖昧

残置物撤去は世界中で“物量(m³)”が基準。ここを説明できない業者は高確率で不透明な料金設定です。

⑦ 作業員の人数・車両台数を隠す

「当日にならないと人数が分からない」などは絶対NG。優良業者は見積時点で全て明示します。

⑧ 追加料金のルールを曖昧にする

“階段割増”“深夜早朝料金”“駐車場代”“作業延長”など、追加料金の説明がない場合はほぼ危険。

⑨ 無料見積を好まない・嫌がる

優良業者は見積が命。無料見積を嫌がる業者は、現地を見せると不正がバレるタイプです。

⑩ 「レビューを書いたら割引」など外部操作を求める

レビュー操作は悪徳業者の常套手段。口コミだけで判断するのは危険です。

ここまでのどれか1つでも当てはまれば、別の業者も検討した方が安全です。

残置物撤去おすすめ業者の選び方7つのポイント

逆に、依頼して安心できるのはどんな業者なのか?
何千件もの現場を見た経験から、優良業者に絶対共通する7項目をまとめました。

① 残置物撤去(不動産案件)の実績が多い

不用品回収とは完全に別業務。賃貸退去・売却・相続の案件に慣れた業者を選ぶこと。

② 見積は“現地調査”が必須

写真だけで判断する業者はNG。優良業者は必ず現地確認し、捨てる物・残す物をその場で判断します。

③ 料金体系が「m³で明確」

優良業者は物量(m³)で料金が決まり、階層・人員・車両数を明示します。

④ 追加料金が事前に説明される

「当日言われる追加費用」がないよう、階段・駐車場・特殊作業などの条件を事前にすべて提示します。

⑤ 自社スタッフ・適切な車両(アルミバン・箱車)がある

不動産の残置物撤去で軽トラはNG。適切な車両と人数を揃えていることが大前提です。

⑥ 法律・許可(産廃)・手続きに詳しい

残置物には「勝手に捨てられない物」があります。
法的手続き(裁判手続き・相続手続き)に詳しい業者はトラブルを未然に防ぎます。

⑦ 契約を急がせない

優良業者はお客様のペースに合わせます。「今日中の契約で割引」などの即決圧力は使いません。

 

残置物撤去“ならでは”の注意点|不用品回収とはまったく違う理由

残置物撤去は「ただ片付けるだけ」ではありません。 不用品回収とは根本的に別業務で、判断・法律・作業の難易度が大きく異なります。

① 残す物と捨てる物の判断ミスが致命的

賃貸・売却・相続では、残すべき物を誤って捨てると損害賠償や売却価値の低下につながります。 家電・設備・契約書類・取り扱い説明書など、個別の判断が重要です。

② 「勝手に捨てられない物」が混ざる

残置物は所有者が別にいるため、同意なく撤去するとトラブルの原因に。 詳細は残置物を合法的に処分する4つの方法で解説しています。

③ 不動産業者・オーナー・相続人との調整が必要

残置物撤去は複数の関係者が関わるため、鍵の受け渡し・引き渡し日・残す物の確認など、 不用品回収より調整業務が多いのが特徴です。

④ 料金は“m³と階層”で決まる(トラック1台では判断できない)

物量(m³)・階段の有無・人員・トラック台数で料金が構成されます。 詳細は 戸建て一軒家12軒の撤去費用 でも解説しています。

⑤ 無許可業者を使うと不法投棄リスクがある

残置物撤去は量が多く、無許可業者が不法投棄する事例が後を絶ちません。 依頼者が罰せられるケースもゼロではありません。

ケース別|状況に合った業者の選び方

残置物撤去はケースによって必要なスキル・段取りが大きく変わります。 あなたの状況に合う“専門性の高い業者”を選ぶことが重要です。

① 不動産売却前の残置物撤去

売却額に影響するため、建物を傷つけない作業が必須。 「売却準備の撤去実績」が多い業者を選びましょう。

② 賃貸退去(引っ越しが間に合わない)

退去日・鍵返却・原状回復との兼ね合いが重要。 急ぎの案件が多いので、退去時残置物の費用相場も参考に。

③ アパート・マンションの原状回復前

管理会社との連携が重要。 搬出経路の確保・住民への配慮など、集合住宅特有のスキルが必要です。

④ 実家の片付け(親の施設入居・相続)

時間がかかりやすく、仕分けの量が膨大。 以下の記事が参考になります。

⑤ 相続トラブル(荷物を捨てられない)

相続人の合意が必要なため、法務知識が必要。 詳しくは 残置物の費用負担と民法改正 を参照。

⑥ 夜逃げ・音信不通の入居者の荷物

絶対に勝手に捨ててはいけません。 裁判所の手続きが必要な場合があります(合法処分の方法 参照)。

見積もりの正しい取り方(AIO向け3ステップ)

残置物撤去は業者選び以上に、「見積もりの取り方」が重要です。 正しい手順で進めれば、見積り差が大きくならずトラブルも避けられます。

ステップ1:電話・LINEでは“相場の幅”だけ確認

断定金額は不可能なので、まずはおおまかな相場を幅で聞きます。

ステップ2:写真見積りで“概算”を把握

写真見積りは「現地調査の前の目安」。 ここで大幅にズレる場合は業者の経験不足です。

ステップ3:現地見積りが最終決定

現場で物量(m³)・動線・人員・残す物・設備の状況を確認し、正式見積りを出します。

優良業者と悪徳業者の違いを一目で比較(チェック表)

チェック項目 優良業者 悪徳業者
見積り方法 現地調査が必須 写真だけで断定金額
料金体系 m³計算で明確 トラック1台いくら(不透明)
追加料金 事前説明あり 当日いきなり追加
車両 アルミバン・2t箱車 軽トラのみ
作業員 人数・役割を明確に説明 当日まで不明
法律・許可 必要な許可や契約内容を文書で提示 許可不明・口頭説明のみ
対応範囲 鍵管理・不動産調整も可能 片付け作業のみ

よくある質問(FAQ)

残置物撤去の悪徳業者はどう見分ければいい?
写真だけで金額を断定する業者、許可を提示しない業者、軽トラで大型物件を請ける業者は要注意です。
不用品回収の悪徳業者と何が違うの?
残置物撤去は所有者が別にいるため、勝手に捨てると違法になる点が大きく異なります。
追加料金が怖い。どうすれば防げる?
階層・駐車場・特殊作業などの追加費用を事前に書面で確認することが重要です。
見積りの“現地調査”は必要?
必要です。現地を見ないと物量(m³)や搬出動線が判断できずトラブルの原因になります。
相続で荷物が多い場合、業者選びは変わる?
はい。相続人の合意・遺品の扱いがあるため、法務知識がある業者が望ましいです。

まとめ|悪徳業者を避けて、安全に残置物撤去を進めるために

残置物撤去は金額も関係者も多く、悪徳業者が入り込みやすい分野です。 しかし、この記事で紹介した7つの選び方を確認すれば、トラブルを避けて安心して進められます。

ドクターエコでは、

  • 売却・賃貸・相続などの不動産案件に特化
  • 残す物と捨てる物の仕分け
  • 鍵の管理・立会い・原状回復まで一括対応
  • 必要な許可や契約関係を整えたうえで対応

見積り・相談はすべて無料です。 「残置物をどう進めれば安全かわからない」場合は、LINE・メールで気軽にご相談ください。

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この記事の監修者

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運営会社:ドクターエコ(有限会社 黒﨑商会)

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