【プロが解説】耐火金庫の捨て方|開かない・重い金庫の処分費用と引き取り先

耐火金庫の捨て方_処分費用 残置物撤去・処分
残置物撤去・処分

「実家の片付けをしていたら、開かずの金庫が出てきた」「重すぎてビクともしないし、自治体のゴミ収集でも断られてしまった」とお困りではありませんか?

耐火金庫は、火災に耐える特殊な素材で作られているため、ほぼ全ての自治体で「適正処理困難物」に指定されており、粗大ゴミとして出すことはできません。(※手提げ金庫を除く)

この記事では、なぜ金庫が捨てにくいのかという理由から、鍵が開かない金庫の対処法、購入店鍵屋での対応、そして専門業者に依頼した場合の費用相場まで、プロが徹底解説します。

なぜ「耐火金庫」は自治体で回収してくれない?

見た目はただの鉄の箱ですが、その構造に理由があります。

自治体がNGにする理由:中身はコンクリート?

  • ① 特殊な「気泡コンクリート」が詰まっている
    耐火金庫の鉄板と鉄板の間には、火災の熱を遮断するために水分を含んだ特殊なコンクリートが充填されています。これが非常に重く、かつ破砕(分解)が困難なため、一般的なゴミ処理施設では処理できません。
  • ② 産業廃棄物としての扱い
    この特殊構造ゆえに、多くの自治体では「処理困難物」または「産業廃棄物」扱いとなり、専門の許可を持った業者しか運搬・処分ができない決まりになっています。

【注意】「手提げ金庫」なら捨てられるかも?

取っ手がついた小型のキャッシュボックス(手提げ金庫)であれば、中身にコンクリートが入っていないため、多くの自治体で「不燃ゴミ」や「金属ゴミ」として出せます。
今回解説するのは、据え置き型の「耐火金庫」です。

【比較表】耐火金庫の処分方法4選

耐火金庫を処分するための現実的なルートは以下の4つです。それぞれの費用と特徴を比較しました。

処分方法 費用目安 特徴・注意点
1. 購入店・メーカー
(エーコー・クマヒラ等)
10,000円〜
(+送料)
買い替え時に古い金庫を引き取ってくれる場合がある。
※処分のみは対応していないことが多い。
2. 鍵屋・金庫専門店
(持ち込み等)
15,000円〜 解錠作業がメインだが、処分も請け負う店がある。
出張費が高額になりがち。
3. ネットオークション
(ヤフオク等)
売上 – 送料 有名ブランドで状態が良ければ売れるが、送料(数万円)がかかるため赤字になるリスクが高い。
4. 不用品回収業者
(ドクターエコ)
5000〜12,000円 鍵が開かなくても回収OK
2階からの搬出や、中身の確認作業も一括対応。
40kg未満は5000円
80kg未満は8000円
100kg以下は12,000円

1. 買い替えなら「購入店」へ相談

新しい金庫を購入する場合、配送と同時に古い金庫を引き取ってもらえるか確認しましょう。ホームセンターやオフィス用品店(アスクル等)では、同等品の購入を条件に引取サービスを行っている場合があります。

2. 売るのは難しい?送料の壁

「ヤフオクやメルカリで売ればいいのでは?」と考える方もいますが、金庫は送料がネックです。
例えば50kgの金庫を送る場合、通常の宅配便は使えず「家財便」や「重量物配送」となり、送料だけで1万円〜3万円かかることも珍しくありません。よほどの高級金庫でない限り、手元に残るお金はほとんどありません。

3. 「鍵が開かない」場合はどうする?

ここが最大の悩みポイントです。

  • 鍵屋に頼む場合:まず「解錠費用(15,000円〜30,000円)」がかかり、その上で「処分費用」がかかります。コストが二重にかかってしまいます。
  • 不用品回収業者(ドクターエコ)の場合開錠して中身を取り出せます。処分するためにわざわざ高いお金を払って鍵屋を呼ぶ必要はありません。

重い・開かない金庫はドクターエコへ

「親が亡くなって番号がわからない」「2階の部屋にあって階段から降ろせない」という場合は、無理をせず不用品回収の専門業者であるドクターエコにご依頼ください。

ドクターエコに頼む3つのメリット

  • 中身の取り出しOK(開錠が無料):鍵やダイヤル番号が不明でも大丈夫です。特殊な構造でない限り、開錠作業費は無料です。お客様の目の前で金庫を壊して開け、中の現金や重要書類を傷つけずに安全に取り出してお渡しします。(※再利用はできません)
  • 他の不用品とセットなら「半額以下」:家具や家電など、他の残置物と合わせてご依頼いただくと、金庫の処分費用が劇的に安くなります。
    ・40kg未満:5,000円
    ・80kg未満:8,000円
    ・120kg未満:12,000円

    ※金庫のみの回収の場合は、人件費が必要になるので3倍ほどの料金がかかることになります。
  • 重量物搬出のプロ:100kgを超える業務用金庫や、エレベーターのない団地の高層階からの搬出も、専門スタッフが安全に行います。

耐火金庫の処分に関するFAQ

Q. 中に何が入っているか分からないのですが、開けてもらえますか?
A. はい、可能です。ドクターエコなら、特殊な金庫でない限り開錠は無料です。お客様の立ち会いのもと、中身を傷つけずに取り出してお渡しいたします。
Q. 型番が古くて消えています。見積もりできますか?
A. はい、可能です。金庫の「縦・横・高さ」のサイズを測っていただき、全体の写真をお送りいただければ、おおよその重量を算出して見積もりいたします。
Q. 100kg以上ある業務用の巨大な金庫でも大丈夫ですか?
A. 対応可能です。人力で運べない場合は、クレーンや特殊機材を使用して搬出いたします。オフィスの移転や閉店に伴う処分もお任せください。

まとめ:開かない金庫は「鍵屋」より「回収業者」がお得

耐火金庫の処分は、状況によって正解が異なります。

  • 買い替えなら「購入店の下取り」を利用する。
  • 中身を取り出したくて鍵がないなら「鍵屋」へ。
  • 中身の確認も含めて、安く処分したいなら「ドクターエコ」へ。

特に「処分するために鍵屋を呼ぶ」のは費用がもったいないです。ドクターエコなら、無料で開けて中身をお返しし、そのまま格安で処分いたします。まずは「この金庫、いくら?」とお気軽にお問い合わせください。

「開かずの金庫」や「100kg超えの重量金庫」もそのまま回収。写真で見積もり可能です。

この記事の監修者

ドクターエコ ロゴ

運営会社:ドクターエコ(有限会社 黒﨑商会)

作業実績:安心の1万6000件以上。見積もり・作業ともに定評があります。
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