「地球温暖化は嘘だ」「温暖化はビジネスのための作り話だ」といった主張は、政治や利権、自然変動への誤解などが絡み合って広がっています。本記事では、よくある12の主張を整理しながら、NASAやIPCCなどの科学的な見解、論文で定説とされているポイントを中立的に解説します。
- 「地球温暖化は嘘」という12の主張を整理
- NASA・IPCCなどの観測データと定説を簡潔に紹介
- 太陽活動・小氷期・南極の氷など懐疑論の根拠を検証
- どこまでが分かっていて、何がまだ不確かかを整理
毎年夏になると過去最高気温を記録したというニュースが流れ、「やっぱり地球温暖化は本当なんだ」と感じる方も多いと思います。一方で、本当に人間活動が原因なのか、自然変動ではないのか、そもそも温暖化そのものが誇張ではないのか──といった疑問や不信感も根強くあります。
観測データと最新の研究では、ここ数十年の地球全体の平均気温の上昇はほぼ疑いのない事実とされ、その主な要因として人間活動に伴う温室効果ガスの増加が大きく関わっていると評価されています。(ちなみに、二酸化炭素濃度の上昇と地球温暖化の関連性を理論的に示し、2021年にノーベル物理学賞を受賞したのが真鍋淑郎さんです。)

Bengt Nyman from Vaxholm, Sweden, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
しかし、中には「地球温暖化は、ある人たちが金儲けのために作られた嘘である。(ビジネスのために利用されている)」という主張をする人たちも多くいます。
例えば、アメリカのトランプ大統領、それから日本ではテレビに良く出演している中部大学の武田邦彦教授など…
そして、「地球温暖化は嘘である」という主張をよく調べてみると、地球温暖化とは逆の地球寒冷化が進んでいるという見解も…
まずは、「地球温暖化が嘘」という人たちの主張を見ていきましょう。
地球温暖化が嘘であるという12の主張

「地球温暖化はウソである」という主張が世界的に広まったのは、元アメリカのアル・ゴア元副大統領が2006年に発表した「不都合な真実」の後です。
2007年にはクライメイトゲート事件という「地球温暖化問題は人為的に作られたウソの問題である」というニュースが取り上げられたり、『地球温暖化詐欺(Great Global Warming Swindle)』というドキュメンタリー映画が話題になりました。
そのころに日本でも、人気テレビ番組に多く出演する武田邦彦教授が2008年に「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」を発表したことを皮切りに、国内でも「地球温暖化は嘘らしい…」という疑念が広がるようになりました。
そして、アメリカの代表に選ばれたドナルド・トランプ大統領も、地球温暖化は嘘であると主張する1人です。
『地球温暖化は、政治と金儲けのために使われている』

これから紹介する『クライメイトゲート事件』や『地球温暖化詐欺』などで叫ばれているのが、
「地球温暖化問題は、ある特定の団体がビジネスで金儲けするために人為的にでっち上げられた嘘である」
という主張です。
ドナルド・トランプ大統領は地球温暖化問題については、以下のように述べています。
The concept of global warming was created by and for the Chinese in order to make U.S. manufacturing non-competitive.
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 6, 2012
地球温暖化の概念は、中国の手工業がアメリカよりも有利になるようにと、中国人のために作られていたものだ。
In the beautiful Midwest, windchill temperatures are reaching minus 60 degrees, the coldest ever recorded…
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年1月29日
この美しいミッドウェストでは、ー60℃になり、最低気温を更新した…(以下略)
この言動の背景には、トランプ政権の目標に石炭産業の復活や、大量の排気ガスを排出するアメリカ車の振興が含まれているからです。
ちなみに、これらの産業の労働者がトランプ大統領の支持者層です。
こう考えると、地球温暖化が嘘であるという主張をする人もまた、利権を守るために「地球温暖化は嘘である」と懐疑的な姿勢を見せていることもわかります。
地球温暖化が嘘であるという主張には「化石燃料VSクリーンエネルギー(再生可能エネルギー)」という構造があることもわかりますね。
クライメイトゲート事件

2009年にイギリスのイースト・アングリア大学の研究ユニットのデータやメール内容がハッキングされ、地球温暖化懐疑者たちが「地球温暖化に関するデータなどが意図的に操作・隠蔽されている」として話題になったニュースです。
このことで、IPCC【Intergovernmental Panel on Climate Change(気候変動に関する政府間パネル) 】という世界で最も信頼されているデータを扱う機関も巻き込むスキャンダルとなりました。
しかし、公的機関による審査が終わってみれば、「疑惑の不正事実は何もなかった」として疑惑の余地はないという結論に至っています。
プーチン大統領「マンモスの絶滅は1万年前から始まっている。人間の活動は関係ない。」

あまり知られていませんが、ロシアはアメリカについで世界2位の石油の生産量を誇る国です。(サウジアラビアは3位)
そしてロシアは中国に石油を輸出することで、経済成長を遂げてきました。

出典:global note
こうした背景からもプーチン大統領が「地球温暖化は人為的問題が原因ではない」という主張を一貫させています。
世界中で過去最低記録を更新しているから
↑南極で世界最低気温が更新された時のニュース。(2013)
世界中で過去最高気温が更新されている中で、過去最低気温の記録も更新されている事実があります。
ナショナルジオグラフィックでは、「南極では35年ぶりに最低気温を更新し-97.8℃を下回った(それまでの最低気温は1983年の-89.2℃)」という記事も掲載されています。
アメリカでも2019年1月30日には、
イリノイ州シカゴでマイナス30℃(過去最低気温更新)
イリノイ州ロックフォードでマイナス34℃(過去最低気温更新)
日本でも2018年1月26日に埼玉県さいたま市でマイナス9.8(過去最低気温更新)、2019年2月9日に北海道の千歳市などの10地点で観測史上最低気温を更新しています。
このように地球温暖化とは逆に、冬の寒さが厳しくなっている地域もあるのです。
先ほど紹介したトランプ大統領もそうですが、多くの地球温暖化懐疑者は、この最低気温記録更新を根拠に「地球は寒冷化している」という主張をしています。
『南極の氷は増加している』NASAも地球温暖化を否定!?

2015年にNASAの気象学者チームによって「南極の氷は毎年およそ1000億トンずつ増えている」という発表がされました。
この発表は、地球温暖化懐疑論を後押ししましたが、また逆に多くの学者からは、
「この研究には重大な問題があり、この結果にたどりついたことは不幸なこと」
「非常に難しい測定法であり、私なら相当疑って(調査に)かかります」
という意見も出ています。
ちなみに、この発表では、南極の氷が増えているという報告がされつつも、地球温暖化を否定する文言はないということです。
詳しくは以下のナショナルジオグラフィックの記事で読むことができます。
「南極大陸の氷が増えている」は本当か | ナショナルジオグラフィック日本版サイト >
地球温暖化のデータは改ざんされて作られたものだから
クライメイトゲート事件に記載されていたメールの内容には
「データについては1961年以降、気温が低下傾向を示すところは隠すことにした」
という内容が話題になり、データが地球温暖化を立証させるために改ざん、操作されているという噂が広まりました。
「温暖化は地球が小氷河期から温暖期に入っていることが主な原因だから」
「地球は、氷河期と温暖期を繰り返しており、現在は小氷期から温暖期に向かっている途中なので、気温が上昇している」
↑地球は2〜10万年スパンで温暖化と寒冷化を繰り返しています。
西暦1000年ごろは『中世の温暖期』とよばれ、ヨーロッパ北部の氷が溶けて、その地域に住むバイキングが溶けた海を渡りより北へと領土を広げたとされています。
他にも、このころイギリスも温暖な気候により大規模なぶどう園が存在したり、日本の屋久島からも年輪をもとに温暖な気候だったことがわかっています。
西暦1500年から1900年にかけては『小氷期』と言われ、比較的涼しい季節が続きました。
2000年〜の現在はその氷河期から温暖期に入る時期だから気温が上昇しているというのが地球温暖化懐疑論の主張です。
ただし、「現在起きている地球温暖化は、今までの温暖期に比べて10倍も早く気温が上昇している」というのが地球環境研究センターの見解です。
太陽の活動が弱くなり、地球に磁場が届きやすくなっているから
太陽活動が活発だと、太陽から発せられている磁場は強力なため、乱れてしまい地球まで届きづらいと言われています。
逆に太陽活動が弱くなると磁場が地球にも届きやすくなるため、影響を受けやすくなります。
↑このことが原因で北極と南極が周期的に反転しているのですが、こうした影響が地球温暖化に影響を与えていると言われています。
地球は400年前から温暖化が始まっているから

『地球はもう温暖化していない』の著者であり、中央大学名誉教授の深井有教授からは
「周期的に温暖化と寒冷化を繰り返す地球は400年前から温暖化に突入していたことが原因で気温が上がっている」
という見解が示されています。
この見解によれば、『地球は2020年にも寒冷期を迎える』ため、今後どんどん気温は下がっていくだろうと予測されています。
二酸化炭素(CO2)の増加・減少が必ずしも気温と比例していないから
「二酸化炭素などの温室効果ガスと比例して気温は上昇している」
IPCCの第5次報告書でも「1951〜2010年の間の地表平均温度の上昇のうち、半分以上が温室効果ガスなどの人為的要因である可能性は極めて高い(95%)」と報告されています。
一方で、近年の二酸化炭素の濃度は400ppmと人類がいままで経験したことないほどに増えています↓

データ元:Australian National University
↑グラフの【TODAY】が示すところを見るとわかるのですが、二酸化炭素の濃度に気温が追いついていないことがわかります。
比例しているなら気温も爆発的に上昇してないといけません。
こうした最近の事実からも地球温暖化は人為的なものよりも自然による気候変動が原因であるという主張を強めています。
ウィキペディアの『地球温暖化懐疑論』
インターネット百科事典であるウィキペディアにも「地球温暖化懐疑論」というタイトルでまとめてあります。
簡単に要約すると
- 地球温暖化は人為的ではなく自然現象だから
- 二酸化炭素よりも水蒸気の影響が大きい
- 太陽系の活動が原因であり、二酸化炭素ではない
- 紫外線や太陽風、宇宙線が気候変動をもたらしているから
- 小氷期が終えて、温暖期に入っているから
- 地球は実際に寒冷期をむかえているから
- 地球放射エネルギーの95%は吸収され、飽和状態だから
- 枯渇性エネルギーの使用による放熱により温まっているだけだから
ということです。
この8つの主張に対しての反論も記載されているので、詳しく知りたい場合は、ウィキペディアの「温暖化の科学的知見に対する議論・疑問」を合わせて読んでみてください。
キヤノン『CO2を削減しても地球温暖化によるリスクは増えない』
大手電機メーカーのキヤノンの「キヤノングローバル戦略研究所」は、『猛暑・豪雨の地球温暖化との関係のホントとウソ』という研究結果を発表しました。
その結論は以下のようなもので、「地球温暖化よりも経済が壊滅しないかのほうが心配」という意見を出しています。
〜以下引用〜
CO2排出を全く削減しなくて良い、とは言わない。しかし、バランスが肝心である。地球温暖化によるリスクの増大はそれほど大きく無く、一定のコストで適応可能に思える。従って、経済を壊滅させても構わないからCO2を2050年までに8割削減しようといった極端な意見には、賛成しかねる。
この記事では、地球温暖化に対して
- 人間は3℃気温が上昇しても耐えられる
- むしろ暖かくなると冬も過ごしやすくなっていい
- 気候変動による豪雨が増えても水害はコントロールできている
と、地球温暖化については楽観的な意見を述べています。
ただし、中には
「東京の気温が3℃上がっても鹿児島と同じ気温になるだけ」「シンガポールや香港など暑い国が長寿国となっている」
「人間は400万年かけてさまざまな気候に合わせて適応してきた」
という内容が多く見受けられます。
逆に、すでに地球温暖化による海水温の上昇でサンゴ礁が白化(世界遺産のグレートバリアリーフの95%が白化した)、世界中の氷河・氷山が融解し、深刻な水不足になる地域があることなどには触れられていません。
キヤノンは、環境問題に取り組むとしながらも、グローバル戦略研究所では、原発の再稼働を示唆したり、石炭による発電を推奨したりと、世界の環境問題への取組とは逆の行動をとっていることがわかります。
IPCCの目標やパリ協定などについても「政治的である」、「ありえない前提をたくさんおいている」と否定的な立場をとっています。
2022年にノーベル賞受賞者が気候危機を否定
2022年ノーベル物理学賞受賞者ジョン・F・クラウザー博士は、雲の反射による強力な熱サーモスタット効果を組み込んだ独自の気候モデルを提示し、CO₂の放射強制力は雲の調整力に比べて桁違いに小さいとして「気候危機は存在しない」と主張しています。
ジョン・F・クラウザー博士はアメリカの「CO2 Coalition(CO₂連合)」という保護団体の理事にも就任しており、またこの団体はCO₂の有益性を訴えてもいます。
トランプ大統領の政策とも強いつながりがあり、2017年のパリ協定脱退を支持しています。
NASAの見解『地球温暖化が進んでいる事実は覆らない』
最後に、NASAの見解が明らかになった、ある出来事について紹介したいと思います。
↑Facebook上で、アメリカのある人気科学教育者のBill Nye(ビル・ナイ)氏が
「映画『Climate Hustle』のマーク・マラノは気温が上昇するかという賭け(2万ドル)を拒否したのは、地球温暖化が事実であることを知っていたからだ」
という投稿をしたからです。
それに、噛みついたのが世界中の地球温暖化懐疑者たちです。
さらにはNASAの公式アカウントも出現し、地球温暖化が事実であるという見解を示しました。
NASAの見解では、

「地球温暖化が気温上昇だけに囚われてはいけません。海面上昇、氷河の減少、氷山の融解、湖の水温上昇などをみても、『地球温暖化』が進んでいる事実は覆りません。」

「太陽系で温暖化しているのは、唯一地球だけです。他の惑星では、『季節的な変化による気候変動はある』という、いくつかのデータがあることは確かです。しかし、地球を除いて、他の惑星が温暖化しているというデータや根拠は何1つありません。」
としています。
最後にNASAが1880年〜2017年までの地球の平均気温の変化を記録した動画を見てみましょう。
平均気温が2度上昇した部分が赤色、平均気温が2度下がった地域が紺色で示されています。
平均気温が下がったところもありますが、2度上昇した部分が多いことは一目瞭然ですね。
ちなみに、NASAの温暖化ガス調査の予算は、温暖化懐疑派であるトランプ大統領によって削減されており、地球温暖化の原因の究明が遠のいています。
【2020】「アメリカの推移結果に驚き!」世界の二酸化炭素排出量が多い国ランキングTOP10>
本当は?データで見る地球温暖化の原因9つ 日本がかかえる現状と現在の対策方法 >
- 地球温暖化は本当に「嘘・デマ」なの?(ノーベル賞が示したことは?)
- A. 断定や決めつけは避けつつも、複数の独立した観測(気温・海洋・氷・海面など)が長期の温暖化傾向を示し、CO₂増加による放射収支の変化と整合すると評価されています。2021年のノーベル物理学賞(真鍋淑郎氏・クラウス・ハッセルマン氏)は気候の物理モデル化と人為起源シグナルの識別手法に授与され、この分野の科学的基盤が一定の信頼を得ていることを示します。一方、将来の上昇幅や地域影響には不確実性が残り、最新データで更新していく姿勢が現実的です。
- CO₂と気温の関係はどこまで確か?反論は?
- A. 基礎物理(温室効果の分光特性)・観測・モデルの三点で整合が取れ、人為起源CO₂が近年の温暖化に大きく寄与しているという見解が主流です。過去の氷期では「温度上昇→海洋からのCO₂放出→増幅」という順序も観測されますが、現代は化石燃料由来の排出が先行して放射強制力を与えている点が異なります。なお、気候感度の幅や地域別の影響、極端現象の頻度変化などは不確実性の範囲が残ります。
- 昔から気候は変わってきたのに、いまの変化は特別と言える?
- A. 自然変動(太陽活動・火山・内部変動など)は常にありますが、近年の地上・海洋・衛星など複数データに表れる上昇パターンと速度は、人為起源の温室効果ガスの影響を含めて説明すると整合が高いとされます。他方、特定の期間や地域では自然変動が前面に出ることもあり、短期的な揺らぎと長期傾向は区別して評価します。
- 太陽活動や火山が主因では?
- A. 近年の長期上昇は、太陽活動や火山の影響のみでは観測傾向を再現しにくいという結果が多い一方、これらは短期~数年スケールの変動には影響します。寄与の分解は前提や手法で幅が出るため、最新の再解析や複数モデル比較で検証を重ねるのが妥当です。
- 都市のヒートアイランドが誇張しているだけでは?
- A. 都市効果は実在し一部観測には補正が必要です。補正後の都市観測に加え、郊外・農村・海洋・衛星データでも同様傾向が見られるため、全球の温暖化傾向をヒートアイランドだけでは説明しきれないというのが一般的評価です。ただし都市域の体感や夜間の極端は別途配慮が要ります。
- 寒波や大雪も起きるのに、どうして“温暖化”なの?
- A. 天気(短期)と気候(長期平均)は別概念です。地球全体の平均気温が上がっても、地域・季節・年ごとの変動は残ります。循環のゆらぎや偏西風の蛇行などで寒気が強まる年もあり、個別事例で温暖化を否定・肯定するのは適切ではありません。
- 気候モデルはどれくらい信頼できる?
- A. モデルは物理法則に基づく近似計算で、過去の外的要因を入れて観測の大まかな傾向を再現できる検証が多数あります。一方で、雲・エアロゾル・海氷・炭素循環などの表現や将来の社会経路に不確実性があり、単一モデルではなく複数モデルのアンサンブルと幅(レンジ)で解釈するのが中立的です。
【まとめ】『地球温暖化は嘘』を立証することはできない。
「地球温暖化は自然現象による気候変動であり、人間によるものではない」と断言することも、「すべてが人間のせいだ」と言い切ることも、現時点では科学的に正確とは言えません。ただし、ここ数十年続いている地球全体の平均気温の上昇傾向や、海洋・氷・海面の変化を総合すると、人間活動に由来する温室効果ガスが大きく関わっている可能性が高いという評価が主流です。
一部には「2020年代前半にも寒冷期に入る」という予測もありましたが、実際には2020年代に入ってからも世界の平均気温は高い状態が続き、観測史上最も暑い年に並ぶ年が相次いでいます。少なくとも現時点までのデータからは、「温暖化そのものが嘘だった」とは言いがたい状況です。
歴史をたどると、寒冷期には食物が育たなくなり飢饉が起きたという問題が発生してきました。一方で、急激な温暖化が進んだ場合には、海面上昇や極端な気象、農業・水資源への影響など、私たち人間がこれまで経験したことのない規模のリスクが指摘されています。
「嘘か本当か」の二択で終わらせるのではなく、不確実性はありつつもリスクが大きいなら早めに備えるという発想で、エネルギーの選び方や暮らし方、政策への参加を考えていくことが現実的な向き合い方と言えるでしょう。
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Naturenews-太陽活動の低下で地球温暖化?https://www.natureasia.com/static/ja-jp/ndigest/pdf/v7/n12/ndigest.2010.101208.pdf
「南極大陸の氷が増えている」は本当か | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/110500311/
Long-Term Warming Trend Continued in 2017: NASA, NOAA | NASA
https://www.nasa.gov/press-release/long-term-warming-trend-continued-in-2017-nasa-noaa
地球温暖化の科学的不確実性 | キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)
https://www.canon-igs.org/column/energy/20180423_4978.html
太陽活動と宇宙線,そして気候変動
http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/1ry/Kagaku200912.pdf
太陽活動が地球温暖化の原因
https://www.skepticalscience.com/translation.php?a=18&l=11
温暖化の科学 Q12 太陽黒点数の変化が温暖化の原因? – ココが知りたい地球温暖化 | 地球環境研究センター
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/17/17-1/qa_17-1-j.html
太陽活動周期 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/太陽活動周期
「地球温暖化はウソ」説にNASAが反論→Facebookコメントが大荒れする事態に! – edamame.
https://edmm.jp/70101/
人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか (ブルーバックス) | 中川 毅
https://amzn.to/2DoalAc
新書791地球はもう温暖化していない (平凡社新書) | 深井 有
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地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか: 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来 (DOJIN選書) | 宮原 ひろ子
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