あなたはいくつ達成?3R→5R→7R→10R→18R 令和時代の環境問題取り組みがスゴイ…

環境問題
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昨夜の買い物で、レジ袋は断れましたか? 朝のゴミ出し、分別は迷いませんでしたか。環境の基本キーワード「3R」は、いまや暮らし全体を見直す18Rまで広がっています。

この記事は、図解・表・セルフチェックまで一体化した実践ガイドです。


18R 達成度
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そもそも3Rとは?4Rと5Rの基礎

3R=Reduce(発生抑制)・Reuse(再使用)・Recycle(再資源化)。
ここにRefuse(受取拒否)が加わると4R、さらにRepair(修理延命)まで含めると5Rです。18Rは、この考え方を「購入前の判断」「適正処分」「自然再生」まで拡張した実践フレームです。

 

18R一覧(表)

18Rの一覧(英語・日本語・意味・具体例)
番号 英語表記 日本語訳 意味 具体例
Reduce リデュース ゴミの発生を減らす マイバッグ、過剰包装の回避
Reuse リユース 繰り返し使う 保存容器・詰め替えボトル
Recycle リサイクル 資源として循環 缶・瓶・PETの分別回収
Refuse リフューズ 不要品を受け取らない レジ袋・試供品を断る
Repair リペア 直して長く使う 靴・鞄のリペア
Reform リフォーム 改良して再活用 家具塗り替え・古着リメイク
Rebuy リバイ 中古・再生品を買う フリマ・リサイクルショップ
Return / Returnable リターン 使用後は返却 ビールびんの回収
Refine リファイン 正確に分別 ラベル・キャップ分離
Regeneration リジェネレーション 再生品を選ぶ 再生紙・再生樹脂の購入
Rethink リシンク 本当に必要か再考 “購入前の一呼吸”
Rental レンタル 所有せず借りる 家電・服・車のシェア
Right Disposal 適正処分 ルールに沿って廃棄 粗大ごみ申請・マニフェスト
Remix リミックス 異素材で再製品化 古紙入り紙製品等
Reconvert to Energy 熱回収 焼却熱を活用 温水・空調への利用
Recreate リクリエート 自然体験で学ぶ グリーンツーリズム
React リアクト 保全に働きかけ SNS発信・地域活動
Restore リストア 自然の復元 植林・清掃ボランティア

実践ガイド:あなたは何個達成できてる?令和の18R(セルフチェック付き)

【①】Reduce(リデュース):ゴミの発生を減らす

買う量を減らすのが最強のエコ。レジ袋・使い捨てカトラリーはデフォルトで断り、詰め替えや大容量で総包装量を下げる。

現場メモ:回収現場では「未開封の消耗品」の廃棄が多い。買い置きは棚1段まで等の自分ルールが効く。

 

【②】Reuse(リユース):繰り返し使う

保存容器・タンブラー・充電池など、繰り返し使える道具に置換。譲渡・寄付も立派なリユース。

現場メモ:同じ容器で「詰め替え運用」に切り替えるだけで可燃ごみの袋数が目に見えて減る。

【③】Recycle(リサイクル):再資源化

自治体ルールに合わせて素材別に分別。汚れは軽く洗い、乾かしてから出すと歩留まりが上がる。

【④】Refuse(リフューズ):受取拒否

無料でも要らない物は受け取らない。店頭の配布物・DM・試供品は丁寧に断る。

【⑤】Repair(リペア):修理延命

靴底張替え、ファスナー交換、家電の消耗品交換など「直せる前提」で買う。保証や部品の供給も購入判断に。

【⑥】Reform(リフォーム):改良再活用

reform

家具の塗り替え・金具交換、服のサイズ直しやリメイクで「好き」を延長。

 

【⑦】Rebuy(リバイ):中古・再生品を買う

rebuy

まず中古サイトを検索。再生PC・再調整家電はコスパも良い。

 

【⑧】Return/Returnable(リターン):返却循環

returnリターナブルびんは販売店へ。小型家電は量販店・自治体の回収ボックスへ。

 

【⑨】Refine(リファイン):正確分別

refineラベル・キャップの分離、汚れの除去など「あと一手」で再資源化の効率が変わる。

 

【⑩】Regeneration(リジェネレーション):再生品選択

再生紙・再生樹脂などマーク付製品を優先。調達基準に「再生材比率」を設定するとブレない。

 

【⑪】Rethink(リシンク):再考購買

購入前に10秒深呼吸。「本当に必要?」「代替は?」を自問するだけでムダ買いが激減。

 

【⑫】Rental(レンタル):所有せず借りる

使用頻度が低い物は借りる・シェアする。引越し期だけの家電・育児用品などは特に相性◎。

 

【⑬】Right Disposal(適正処分)

自治体の粗大ごみ申請や家電リサイクル法に沿って処分。大量・混在は専門業者へ相談。

参考:ゴミ屋敷の費用支援・条例まとめ

 

【⑭】Remix(リミックス):異素材再製

古紙配合紙、再生PET繊維など「混ぜて再製品化」された物を選ぶ。

 

【⑮】Reconvert to Energy(熱回収)

再利用できない可燃ごみは、焼却熱の地域利用(温水・空調)へつなげる仕組みを理解しておく。

 

【⑯】Recreate(リクリエート):自然体験

農業体験・里山保全など、楽しみながら学ぶ機会を“予定表に入れる”。

 

【⑰】React(リアクト):働きかけ

家庭菜園や省資源の工夫をSNSで共有。地域イベントに友人を誘うのも立派なリアクト。

 

【⑱】Restore(リストア):自然の復元

植林・河川清掃などの参加を「年1回の行事」に。

参考:マイクロプラスチック最新解説

 

よくある質問

Q. 3Rと18Rの違いは?
A. 3RはReduce(削減)/Reuse(再利用)/Recycle(再資源化)が中心。18RはさらにRefuse(拒否)/Repair(修理)/Right Disposal(適正処分)/Recreate/Restoreなどに広げ、購買前後の判断から自然回復までを含む実践フレームです。
Q. 全部できないと意味がない?
A. いいえ。生活や職場に合うところから1つずつ増やすのが現実的です。最初はRefuse(不要なものは断る)Reduce(ごみを減らす)から始めると取り入れやすいです。
Q. 業者に頼むときのポイントは?
A. 見積もり段階で分別方針・適正処分・再資源化(マニフェスト等)を確認すること。特に大量混在や不動産残置物の撤去は、専門事例のある業者を選ぶのが安心です。

ドクターエコへの無料相談はこちらから>

 

 

今日から始める5ステップ

  1. レジ袋・過剰包装は断る(Refuse)
  2. 再生紙・再生樹脂を優先購入(Regeneration)
  3. 分別ルールを見直し、汚れ除去を徹底(Refine)
  4. 月1の持ち物棚卸しでムダ買いを減らす(Rethink)
  5. 地域清掃・植林に年1回参加(Restore)

無料相談

18Rは「知って終わり」ではなく、日々の買い物・片付け・処分の各場面に落とし込んでこそ効果が出ます。迷ったら、ドクターエコが適正処分とリユース前提で計画づくりをお手伝いします。

※18Rの用語は教育・普及目的で拡張された整理で、団体や自治体により呼称が一部異なる場合があります。